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大谷翔平「韓国は最も好きな国」という“誤報”も…韓国人は大谷翔平フィーバーをどう見た？ “やりすぎ”に感じたメディアの「韓国スゴイ」報道
posted2024/03/25 11:06
韓国でもともと人気が高く、熱狂を呼んだ今回のMLB選手たちの訪韓。韓国のファンは大谷翔平などMLBスターの襲来をどう見たのか
text by
崔碩栄Che Sukyoung
photograph by
EPA=JIJI PRESS
3月20日と21日にソウルで行われたドジャース対パドレスの開幕2連戦。開催した現地ではどのように見られていたのか。韓国での「大谷フィーバー」の実像とは――。（全2回の第2回／前回はこちら）
今回のソウルシリーズが残したもの
韓国で行われたソウルシリーズは、日本の野球ファンにとっては、日本を代表する有名選手がデビュー戦で激突する注目の2連戦だったが、韓国のファンの立場から見ても、いろいろな肯定的な「結果」を残したイベントとなった。
まず、韓国のプロ野球選手たちが親善試合を通じてメジャー選手の実力を直接見てその「格差」を実感すると同時に、「自信」を得たシリーズだった。WBCで大谷が「憧れるのをやめましょう」と言ったように、MLBは韓国のプロ野球選手たちにとっても一方的な「憧れ」の対象だった。そして実際にそれに見合った実力を見せつけたのが今回のソウルシリーズだ。しかし、韓国選手も様々な場面で良いプレーを見せ、またメジャーで活躍する韓国人選手、日本人選手を間近で見ることによって希望と自信を得たことは、韓国野球界にとって最大の収穫と言える。
日本人選手ではあるが…
実際、野球ファンの関心度、マスコミの記事数を見ると、今回のソウルシリーズは大谷で始まり大谷で終わったと言っても過言ではない。そんな大谷現象は野球だけでなく、韓国人の日本に対するイメージにまで変化を及ぼしている。今回のシリーズを前にして、公営放送KBSに出演した野球評論家は大谷の成長過程、選手としての姿などについて説明しながら、韓国内の大谷フィーバーについてこのように語った。
