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メジャーリーグPRESSBACK NUMBER
「さようなら。オオタニ、キムハソン」韓国で異例の“自国選手より大谷翔平推し”生中継、一体何が…?「大谷妻5000円バッグの衝撃」「水原通訳は…」
posted2024/03/25 11:05
text by
崔碩栄Che Sukyoung
photograph by
Sankei Shimbun
韓国で史上初めて開催された2024年MLB公式戦――ロサンゼルス・ドジャースとサンディエゴ・パドレスの開幕2連戦が終わった。1戦目は多少ルーズな展開の末、ドジャースが勝利し、2戦目は両チームとも二桁得点を挙げる豪快な打撃戦をパドレスが制して、結果的には1勝1敗のタイとなった。
第1戦の先発だったダルビッシュ有は4回途中でマウンドを降りたものの、1失点で好投し、松井裕樹は2日連続の登板で無失点の順調なデビューを果たした。
一方、母国で試合をしたパドレスの金河成は打点を記録したものの無安打にとどまりやや残念な結果となった。さらに今回のシリーズで最も注目された選手の一人である山本由伸は、1回5失点というメジャーの洗礼を受け、悪夢のような結果に終わった。メジャーでも注目されていた選手だけに、失望したファンも少なくなかっただろう。もちろん、たった1回の登板で評価するのは早計だが、韓国内ではメジャーで一度も投げた経験がない選手に対し、投手史上最高額の3億2500万ドルという巨額の契約をしたドジャースの判断を疑問視するファンが多かった。
大谷のユニフォーム購入は「1人1着限定」
今回のソウルシリーズをめぐり、韓国内で最も話題になった大きなキーワードを挙げるとすれば、「韓国初のMLB公式戦」と「大谷翔平」だろう。ソウルシリーズは、昨年アジア選手として初めて内野手部門でゴールドグラブ賞を受賞したパドレスの韓国人内野手金河成の「凱旋試合」という重要な意味もあったが、残念ながらそれは「大谷フィーバー」に埋もれてしまった (試合が行われた高尺スカイドームは、金河成がメジャー進出前に在籍していたキウム・ヒーローズの本拠地であるにもかかわらず!)。