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なでしこジャパンPRESSBACK NUMBER
40歳丸山桂里奈「ママになって1年」本音で語る“もうすぐ60歳のパパ”と子育て「成人したら80歳…でも関口宏さんに会ったら不安が消えた」
text by
石井宏美Hiromi Ishii
photograph byみてね
posted2024/03/22 11:02
昨年2月に第一子を出産した丸山桂里奈。夫・本並健治と子育てを楽しんでいる
産後はホルモンバランスの関係で情緒不安定になり、落ち込んだり、イライラすることも多かった。もともと心配症で、出産後は神経質だと言われることもあったが、夫の言葉で気が楽になった。妊娠や出産中、そして育児に奮闘する現在も、これまで以上に本並さんの思いやりを感じている。本並さんがいなかったら、もっと切羽詰まっていただろう、と。
「娘がお腹にいたときもよくイライラしていたんですが、本並さんがクワバタオハラのくわばたりえさんに仕事でお会いしたときに、『奥さんがヒステリックになって、“こんな奥さん見たことない”と思っても、これはしょうがないことだって思わないとダメだよ』ってアドバイスされたらしくて。私にも『だからそうなっても心配するなよ』と言ってくれたり、優しい言葉をかけてくれたんです。離乳食をあげてくれたり、遊びに連れていってくれたり、娘がぐずるとベランダに連れて行って遊んでくれたり……本当にいいパパです」
「本並さんはGKだから抱っこがうまい」
夫妻が“ママ”と“パパ”になって1年。丸山さんは以前よりもさらに本並さんのことが大好きだと感じている。
「“彼氏”や“夫”の本並さんの姿は知っていたけれど、父親になった本並さんはすごく安心感がありますね。パパとして娘に接する姿も、すごくいいなと思える瞬間が日々増えていて。本並さんはGKなので子どもの抱っこの仕方がすごくうまくて、安定しているんですよ。娘が泣いていても本並さんが抱っこしたら泣きやむ。普通はパパママ逆だと思うんですが、私は娘が泣いたら『お願いします!』って本並さんに娘を渡して(笑)。私がお風呂に入っている間には寝かしつけてくれて、私があがってきたときにはもう娘はぐっすり寝ていますね」
出産を機に同居した両親の存在も大きい。丸山さんは産後4カ月ほどで仕事に復帰。夫婦共働きのため、今は母が一番、娘の面倒を見ているかもしれない。支えてくれることに感謝している。
「今、一番負担がかかっているのが母。毎朝起きると、娘が飲むミルクをすでに準備してくれていたり、離乳食の準備を手伝ってくれていて。母や父がいなかったらきっと仕事にも復帰できていなかったと思います。令和と昭和の育児の違いや、結構口うるさいタイプなので衝突することも多々ありますけど、やってもらっている身としては何も言えないからグッと我慢(笑)。そういう時は本並さんに愚痴って発散したり。そんなときも本並さんは『あんまり言いすぎない方がいいよ』と諭してくれて、『確かに、少し言いすぎたかな』と思い直すこともあって」
ただ、自身が育児を経験したことで、母の偉大さもあらためて実感しているという。