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「大谷くんとの対戦は楽しみ」ダルビッシュ有37歳が明かす“打倒ドジャース”の思い「感謝しながらしっかり調整して投げたい」 

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四竈衛

四竈衛Mamoru Shikama

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photograph byPenta Press/JIJI PRESS

posted2024/03/20 11:01

「大谷くんとの対戦は楽しみ」ダルビッシュ有37歳が明かす“打倒ドジャース”の思い「感謝しながらしっかり調整して投げたい」<Number Web> photograph by Penta Press/JIJI PRESS

韓国に到着し、調整を行うダルビッシュ有。MLBで4度目となる開幕投手の大役を務める37歳は何を思う

大谷くんと対戦する機会が今までなかったので

 ダルビッシュ自身、2017年のトレード期限前にドジャースへ移籍した経緯があるだけに、チームとしての組織力、戦略などは熟知しており、宿敵の抜きん出た総合力は否定のしようがない。しかも、昨季ア・リーグ本塁打王の大谷との初対決が待ち受けており、周囲からの注目度はいやが上にもヒートアップする。だが、ダルビッシュはそんな状況を、重圧とは捉えていない。

「もちろん、打者で言ったら大谷くんと対戦する機会が今までなかったので。それができるっていうだけでも……。より打線も穴がなくなってくると思いますし、そういうところではすごく楽しみですね、どんな打撃をするんだろうとか」

 周囲があおり立てるドジャース、そして大谷との対決を、いとも簡単に「楽しみ」と表現するあたりに、ダルビッシュの気概と覚悟が見え隠れする。

もちろん楽しみにはしていますけど…

 直接対決の機会はなくとも、大谷のすさまじいパワーは昨年のWBC期間中に目の当たりにした。ただ、たとえ大谷を完璧に封じ込んだとしても勝てる相手でもない。「2番DH」が予想される大谷の前後を、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンのMVP経験者が固め、さらにウィル・スミス、マックス・マンシーとオールスター級の強打者がズラリと並ぶ。中軸以降にも、ベテランのジェイソン・ヘイワード、通算159本塁打のテオスカー・ヘルナンデスが続くなど、息をつけない、メジャー屈指の打線であることに変わりはない。

【次ページ】 第1戦、韓国開催での先発は「すごく特別なこと」

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