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「千原ジュニアさんみたいになりたい」人気サッカーYouTuber・レオザフットボールが吉本の若手芸人だった頃「かなわないと思った芸人は…」

posted2024/03/17 17:00

 
「千原ジュニアさんみたいになりたい」人気サッカーYouTuber・レオザフットボールが吉本の若手芸人だった頃「かなわないと思った芸人は…」<Number Web> photograph by ŠVABO TOKYO

YouTuber「レオザフットボール」になるまでの半生について話を聞いた

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佐藤俊

佐藤俊Shun Sato

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ŠVABO TOKYO

 その名前は、Jリーグの選手、監督、サッカーファンはもちろん、日本代表の選手や森保一監督にまで届いているという。レオザフットボール(以下レオザ)は、サッカーの戦術分析、解説、対談などの配信をしており、登録者数は約28万人の人気YouTuberだ。テンポの良いトークと既存のサッカー解説者とは異なる忖度なしの切れ味鋭い分析&解説は、多くのサッカーファンの支持を集めている。高校時代はバスケ部でサッカー経験ゼロ、お笑い芸人を目指して上京したレオザがなぜサッカー批評のピッチに立ち、多くの人に支持されるようになったのだろうか――。(全3回の第1回/第2回第3回も配信中)

責任をともなう人生が嫌だった

 レオザの人生が大きく動きだしたのは、高校の時だった。

 テレビでプロレスを見るため、加入していた『J SPORTS』でたまたまスペインリーグを見るようになり、その魅力を知って、サッカーが大好きになった。中学まで熱中できるものを見つけられなかったレオザだが、好きなことに没頭することで、自己アイデンティティの形成や価値観を構築することができた。そうして高3を迎えたが、大人になるのが嫌だったという。

「責任をともなう人生が嫌だったんです。卒業したら戦い続けていかないといけないと思っていたので、クラスで担任が進路説明の話をすると目をつぶって、耳を塞いで、小さな声で『すー』と言って、先生の声を消していました。そろそろ終わったかなと思って目を開いたらクラス中が僕を見て、笑っていましたね(笑)」

 その頃、サッカーと同じく、レオザの心を揺れ動かしたものがあった。それが「お笑い」だった。「ヨシモトファンダンゴTV」で千原兄弟を見て、憧れた。

母親から「国立大学に行きなさい」

「ジュニアさんは、これまでのお笑い芸人のイメージと全然違って、面白さに尖りがあったんです。それが、もう最高に格好良かった。ジュニアさんみたいになりたい。よしもとに入りたいと思いました。生活のことを考えると不安になるけど、ロマンを追っている時は酔っていられるし、楽しいじゃないですか。その酔っていられるものをようやく見つけられたという感じでした」

 よしもとに入る覚悟を決め、母親を説得し、実家を飛び出した。2005年、レオザは福島から上京し、NSC東京校に第11期生として入学した。目指すものは、明確だった。

【次ページ】 漫才界のロックスターになる

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#レオザフットボール

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