サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
松木安太郎の異変“イラン戦解説で消えた”ユーモア…日本代表“テレビ放送”でまさかの連敗、サッカー不人気時代を知る男「焦りの正体」
posted2024/02/05 17:00
text by
岡野誠Makoto Okano
photograph by
JIJI PRESS
AFCアジアカップで3大会ぶりの優勝を目指したサッカー日本代表は準々決勝でイランに1対2で敗れた。この試合はテレビ朝日系で放送され、松木安太郎氏と内田篤人氏が解説、寺川俊平アナウンサーが実況を務めた。松木安太郎研究家でライターの岡野誠氏が、「オフサイドだろ! オフサイドだよ! そんなもんオフサイドだろ!」などと絶叫しまくった松木氏の“深層心理”を分析する。
◆◆◆
松木安太郎氏が代表戦の解説をすると、「一緒に盛り上がれて楽しい」と肯定的な声も上がれば、「うるさい」と否定的な意見も出る。今回も賛否両論が渦巻いたが、「いつもは好きだけど、今日はうるさかった」という松木肯定論者の見解も聞いた。
なぜ、イラン戦では「うるさい」と感じられてしまったのか。松木氏を好きか嫌いかの分岐点の1つに、視聴者をビクッとさせる「おい!」というフレーズがある。この絶叫回数は重要なポイントになるかもしれない。手始めに、何度「おい!」と叫んだか調査した(※以下、PA=ペナルティエリア)。
イラン戦で松木氏が叫んだ「おい!」
<前半>
8分40秒 イランが日本のPA内にクロス。DF冨安健洋がクリア
おい!
12分30秒 イランが日本のPA内にスルーパスを通す
おい!
18分3秒 イランがDF板倉滉のボールを奪おうとする
おい!
18分36秒 日本とイランの選手が接触
おい!
20分10秒 MF守田英正がイランのPA内でヘディングで競る
おい!
36分35秒 イラン陣内の左サイドでMF久保建英が倒される
おい、おい。今のは完全にファールだろ、これ。(VTR見て)完全にプレーの後だ。こっから見てたってわかるんだからさ。はっはっは。
38分35秒 イランが日本のPA付近で抜け出す
おい!
42分10秒 イランが日本のPA内にクロス
お~危ない、危ない。おい!