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今年の箱根駅伝、“最強”は誰? 2024年版「箱根ランナー番付」を考えてみた 「三浦龍司は大関」「横綱は吉居大和と…」<注目区間紹介も>
text by
酒井政人Masato Sakai
photograph byAsami Enomoto
posted2024/01/01 17:00
今年の箱根駅伝「最強ランナー」は誰なのか。吉居大和(写真中央)ら、実績十分の注目すべきランナーを紹介する
6~7枚目…箱根注目の強豪校の実力派ランナーたち
前頭6~7枚目は2年連続で5区(前々回6位、前回3位)を好走している阿部陽樹(中大3)、今季は大ブレイク中の黒田朝日(青学大2)、前回1年生ながら2区を務めた斎藤将也(城西大2)、前回1区3位の松永伶(法大4)だ。阿部は全日本でアンカーを務めると、今回は8区に登録された。黒田は出雲2区で区間賞、全日本2区で区間2位・区間新。初の箱根路は2区での出走になるのか。斎藤は全日本4区で区間賞に輝くと、翌週に10000mで27分台に突入。花の2区で前回(区間15位)のリベンジを果たしたい。松永は3月の日本学生ハーフマラソンで3位に入り、今回は2区に登場予定。エース区間でアグレッシブな走りを見せるだろう。
順大、駒大の「あの有力選手」の復活はあるか
前頭8~9枚目は3年連続で箱根4区(前々回は区間2位)を務めた石井一希(順大4)、全日本大学駅伝で2年連続して優勝ゴールに飛び込んでいる花尾恭輔(駒大4)、前回5区6位の伊藤大志(早大3)、10000m27分台の石塚陽士(早大3)だ。石井と花尾は今季調子が上がっていないが、過去の実績は十分。最後の箱根は石井が5区、花尾が9区に登録された。伊藤と石塚の早大勢はともに補欠登録だが、今回も主要区間を担うことになるだろう。
箱根の実績はなし…10枚目の1年生2人
前頭10枚目はスーパールーキーを選んだ。箱根駅伝予選会を過去最速タイムの1時間00分16秒でトップを飾ったシャドラック・キップケメイ(日大1)と同予選会で日本人トップの前田和摩(東農大1)。キップケメイは2区に登録された。前田は全日本大学駅伝の2区で区間新(区間3位)&6人抜きの快走。箱根は何区でデビューするのか。