箱根駅伝PRESSBACK NUMBER
箱根駅伝の視聴率“全国ワースト&ベスト”はどこ?「1位は紅白歌合戦にも勝った“唯一の県”」「最下位は四国の…」沖縄は別番組が人気だった
text by
岡野誠Makoto Okano
photograph byGetty Images
posted2024/01/03 11:05
箱根の視聴率ランキング発表。全国で唯一「紅白歌合戦を上回った」県とは
「紅白歌合戦を上回る」唯一の県
西日本でベスト5に入った地区はあるのか。5位から1位を発表しよう。
【2023年・箱根駅伝の地区視聴率1位~5位】
1位:74.6% 秋田(35.7+38.9)
2位:72.8% 長野(37.1+35.7)
3位:64.2% 山形(31.9+32.3)
4位:63.9% 山梨(33.0+30.9)
5位:62.6% 青森(32.0+30.6)
ベスト5は全て東日本だった。2位は長野。99回大会では、長野の高校出身の登録ランナーは10人と2桁に乗っている。『全国駅伝』では男子が歴代最多の優勝9回。女子は近年力を付け、20年には過去最高の4位となった。県民の駅伝に対する意識や興味が高いのかもしれない。
1位は秋田。特に復路は38.9%と驚異的な数字を出している。この3日前の『NHK紅白歌合戦』(2部)の視聴率は37.9%であり、30地区の中で唯一、箱根駅伝が紅白に勝った。ベスト5に山形と青森も入っており、東北地方で特に人気が高いようだ。
「寒い地域は高視聴率が出やすい。しかも、秋田は札幌や仙台のような大都市と違って、交通の便があまり良くないため、外出はなるべく避けますよね。また、テレビ離れが盛んに喧伝されていますが、東北は全体的にまだ視聴率の高い地域でもあります」
最後に、データのない2地区では箱根駅伝の間にどんな番組が放送されていたのか。佐賀唯一の民放局「サガテレビ」では1月2日に『純烈が行く!佐賀のよかとこふれあい旅2022』(12時~13時/6.7%)、『華丸・大吉の今年はなんしよったと?2022原鶴温泉で大忘年会SP』(13時~14時/6.1%)、1月3日に『ただ今、コント中。』(7時~9時10分/5.4%)、『藤井聡太20才』(12時~13時/2.1%)などが流れていた。