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三笘薫26歳が現地記者に明かしたリスク「いつケガするか分からない…」ブライトンの“三笘依存”「チームで1番働いている」“13時間超”フライト問題も…
text by
田嶋コウスケKosuke Tajima
photograph byGetty Images
posted2023/11/20 17:32
11月12日のシェフィールド戦。前半はベンチスタートだったものの、後半開始から交代出場した三笘薫(26歳)
「(記者:チームがローテーション制を積極的に採用している中、三笘選手は先発から外れない。監督から全幅の信頼を寄せられているように見える) 監督から期待されていると思います。それに応えないといけない立場にあります。(先発で)90分間、試合に出されてる以上、もっと結果を出さないといけないと思っています」
「(記者:10月の代表戦は、合流前に風邪を引いて”辞退”となった。ただ日本代表の10月シリーズ後も、ブライトンで連戦のハードスケジュールが続いた。三笘選手としては、どのように準備してきたか) 10月に休みをもらったからこそ、コンディションが良かった試合もありました。だが、なかなか持続しないところもあり、課題が出ました。(自分の)実力がそのまま反映されているというか……。結局、チーム内で怪我人がたくさん出ている中で、チームが勝っていない。それが自分の実力と思っています。自分が、チームを助けてあげられていないところはあります」
(記者:まだ、この連戦に体が適応ができてないのか) 適応……そうですね。求められてる水準には達していないと思います」
“13時間超”の長時間フライト
プレミアリーグは「世界最高峰」と呼ばれる。プレーレベルはもちろん、当たりの激しさ、攻守の切り替えの速さも特徴的で、極限まで体力を求められる。試合が終わると、選手の足に青あざが残ることが多いという。
実際に11月4日のエバートン戦で、三笘は右足首に激しいタックルを受けた。三笘はしばらく倒れ込んでいたが、ほどなく立ち上がってプレーを続行し、最後まで戦い抜いた。こうした過酷な試合を毎回続けていれば、開幕から3カ月経過した今の時点で、体が悲鳴をあげてもおかしくない。
そしてもうひとつ、筆者が心配なのは日本への移動だ。平時なら、イギリスから日本への移動時間は、直行便で約11時間である。