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大谷翔平のMVP“疑いようがない”最大の理由とは? ライバルを大きく引き離す“決定的な数字”を現地記者が解説「満票の可能性は十分」 

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笹田幸嗣

笹田幸嗣Koji Sasada

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posted2023/11/14 06:01

大谷翔平のMVP“疑いようがない”最大の理由とは? ライバルを大きく引き離す“決定的な数字”を現地記者が解説「満票の可能性は十分」<Number Web> photograph by Getty Images

満票でのMVP受賞となるかが焦点となる大谷翔平。発表は日本時間の17日

大谷MVP“疑いようがない理由”

 44本塁打、出塁率.412、長打率.654、OPS1.066はいずれもリーグトップ。塁打数325も含めれば6冠に輝く。攻撃のWARだけに限れば、大谷は全体7位の『6』だが、投手の『4』と守備を合わせた総合WARでは『10.1』。この数字はダントツの全体1位で、2位ムーキー・ベッツ(ドジャース)の『8.4』、3位ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)の『8.1』を大きく引き離している。

 ア・リーグに限れば、大谷に続く2位はコールの『7.5』、3位は『7.4』のセミエン。大谷MVPを誰もが疑わない理由はここにもあるだろう。

 となれば、21年に続く2度目の満票選出はあるのか。焦点はここになる。可能性は十分と感じるが、投票には数字が示す客観的事実だけでなく、記者の個人的な思いも入ってくる。ア・リーグ球団のある各都市からまんべんなく30人が集められる中で満票での「1位票」は集まるのか。17日の投票結果が楽しみだ。

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