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大谷翔平の負傷禍を“取材歴10年”番記者が検証…日本ハム時代から「中指をつった」記録はなかったが「例えばもう一回ケガをして」の真意 

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柳原直之(スポーツニッポン)

柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara

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posted2023/09/07 06:00

大谷翔平の負傷禍を“取材歴10年”番記者が検証…日本ハム時代から「中指をつった」記録はなかったが「例えばもう一回ケガをして」の真意<Number Web> photograph by JIJI PRESS

8月3日、マリナーズ戦に登板した際の大谷翔平

「いけるところまでやりたいなと、もちろん思っています。例えばもう一回ケガをして、年齢的なものを考えて打つ方に専念した方が選手としてもチームとしてもいいのかな、と思う時期が来るのかもしれない。最後まで健康にどちらもやって、ただ単に実力がなくて引退するっていう時がくるのかもしれない」

「もう一回ケガをして」のタイミングが来てしまった

 今回、その「例えばもう一回ケガをして」のタイミングが来てしまった。そして、年齢も来年で節目の30歳を迎える。じん帯再建手術(通称トミー・ジョン)を行えば来年は投手として投げられない。4日の会見でネズ・バレロ代理人の語った通り、投打両方の本格復帰を目指すのであれば、31歳を迎える25年シーズンとなる。

 大谷はどんな決断を下すのか。二刀流はまだまだ見てみたいが、決して当たり前ではない。<つづく>

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