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バスケットボールPRESSBACK NUMBER
「1歳からゴミ箱に投げるスナップがキレイで」3Pシューター富永啓生の父(元日本代表)が伝え続けたこと「シュートを決めてなんぼだろ」
text by
大柴壮平Sohei Oshiba
photograph byKiichi Matsumoto
posted2023/08/29 11:04
W杯フィンランド戦で大活躍を見せた富永啓生。父が語る素顔とは
シュートを武器にどんどんと高いレベルでプレーしていくようになる息子に、シュートの打ち方は教えていないという啓之さんだが、一つだけ伝え続けてきたことがあると言う。
バスケでボールをもらったら、まずどこを見るの?
「最終的にシュートが入らなければ勝てないスポーツだというのはずっと啓生に言ってきました。シュートを決めてなんぼ。得点をとるスポーツだと。正直に言って、啓生はドリブルが上手いとは思わないです。もちろん少しずつ良くなってはきましたけれど、元々そこは求めていなかったんです。『バスケでボールをもらったらまずどこを見るの? パスじゃないでしょ、ドリブルじゃないでしょ』と。
まずシュートを狙う選手がディフェンスからしたら怖いんですよね。それが今の啓生のプレースタイルの原点になっていると思います」
◇ ◇ ◇
そんな啓生は18歳でのアメリカ挑戦を経て、日本代表の一員となった。バスケットボールでの本場や日本代表でのプレーについて、父親の目にはどのように映っているのだろうか。
<後編に続く>