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テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
大谷翔平と水原通訳どっちが選曲?「打撃練習中のGLAY」にレンフローがノリノリ! 監督への追加質問は…“TVに映らない”ショウヘイ番記者日記
text by
柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
photograph byVaughn Ridley/Getty Images
posted2023/08/08 06:00
ブルージェイズ戦での大谷翔平
《7月30日 ブルージェイズ戦:鳴り響く「HOWEVER」にレンフローがノリノリ?》
♪絶え間なく注ぐ愛の名を――。
室内打撃ケージに90年代後半を代表する日本の大ヒット曲が鳴り響いた。実はこのトロントでの3日間、ずっとそうだった。敵地ロジャーズ・センターのビジターの室内打撃ケージはクラブハウスの隣にあり、報道陣の動線と隣り合わせである。
レンフローがノリノリの名曲を選曲したのどっち?
通常、大谷はDH専念の場合、試合開始45分前頃から室内ケージで打撃練習を始める。人気ロックバンドGLAYの「HOWEVER」、「誘惑」などヒットメドレーを流しながら、打撃練習に没頭。交代で打っていた外野手レンフローが日本のヒットソングを知ってか知らずか、ノリノリで鋭い打球を飛ばし続けた。
大谷はGLAYのボーカルTERU、ギタリストTAKUROと交流があることで知られる。水原通訳も親交が深いという。特に上記の2曲は、1994年生まれの大谷というより、1984年生まれの水原通訳の世代のヒット曲だが、果たしてどちらの選曲か――気になるところだ。
2試合連続で2つの申告敬遠など1安打に終わったが、チームは勝利した。今後も勝負を避けられれば日本選手初の本塁打王争いに暗雲が漂うが、チームはポストシーズン(PS)進出を見据え、ロッキーズからトレードで外野手グリチェク、内野手クローンの獲得を発表した。
後半戦だけで8敬遠で、今季12敬遠はラミレス(ガーディアンズ)に並び両リーグトップ。故障者続出で“大谷頼み”の打線にグリチェク、クローンが加入すればマークが分散される。両リーグ単独トップの39本塁打で日本選手初のタイトルを見据える大谷にとっても両者の加入は朗報となる。
ネビン監督に「追加で質問させてくれませんか?」
試合後、フィル・ネビン監督の会見後に「追加でもう一つ質問させてくれませんか?」とお願いすると、立ち止まって応じてくれた。大谷の“敬遠”に関する考えを聞きたかった。