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テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
大谷翔平と水原通訳どっちが選曲?「打撃練習中のGLAY」にレンフローがノリノリ! 監督への追加質問は…“TVに映らない”ショウヘイ番記者日記
posted2023/08/08 06:00
text by
柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
photograph by
Vaughn Ridley/Getty Images
《7月28日 ブルージェイズ戦:ムスタカスが「右翼守れないの?」》
試合前のクラブハウス。6月24日にトレードで加入したムスタカスが笑顔で大谷に話しかけた。
「翔平、右翼を守れないのか? そうすれば、俺がDHを打てるんだけど」
タブレット端末を見て相手先発を研究していた大谷は顔を上げ「えー? ハハハ!」と声を挙げて笑っていた。グラウンドだけでなく、クラブハウスでも大谷はいつも話題の中心だ。同時に、毎度のことではあるが、相手の懐に飛び込む大谷のコミュニケーション能力の高さには驚かされる。
初回に39号先制ソロ。前日から数えて、自身初となる圧巻の3打席連続本塁打をマークした。一方、8回の打席直後に両脚ふくらはぎのけいれんを訴え、2日連続の途中交代。気温28度、湿度83%という高温多湿の過酷な状況。カメラマンによれば、8回の打席の終了後に、ベンチ裏の階段に片足をかけて、5秒ほど立ち止まる場面もあったという。
試合後のクラブハウスでも、シャワーに向かう足取りはどこかぎこちなかった。
水原通訳経由でジオリトの身長を尋ねると…
《7月29日 ブルージェイズ戦:ジオリトと初対面でビックリしたワケ》
2日連続の途中交代の大谷は球場に元気な姿を見せ、足取りは前夜の試合後とは違って、普段通りの様子だった。クラブハウスで大谷はホワイトソックスからトレードで加入したばかりの先発右腕ジオリトに水原一平通訳経由で身長を尋ね「198(センチ)? でかっ!」と笑顔で返し、交流を深めていた。
前日まで2試合連続途中交代の不安を振り払い、3回に右翼左への当たりで激走し、二塁打とした。一方、チャンスの場面では2打席連続申告敬遠。今季初の1試合2つの敬遠と勝負を避けられ、ワイルドカード(WC)を争うライバルとの3連戦は2連敗となった。