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大谷翔平とは「何でも言える関係だね」顔面骨折で無念の戦線離脱…盟友ウォードが語っていた“切実な願い”「ショウヘイに残ってもらいたい」
text by
阿部太郎Taro Abe
photograph byGetty Images
posted2023/08/03 17:03
ベンチで戦況を見つめるテイラー・ウォードと大谷翔平。ともに2018年にエンゼルスでメジャーデビューを果たし、大きく飛躍を遂げた
今季のウォードは開幕からなかなか調子が上がらなかったが、7月に入ってようやく「打撃の感覚が戻ってきた」と手応えを口にしていた。さあこれからが勝負という時に、顔面骨折という大怪我に見舞われてしまった。
ウォードの切実な願い「翔平に残ってもらいたい」
大谷の“トレード話”が騒がしかった時期に、ウォードはこう明かしていた。
「個人的には翔平の移籍のことは考えないようにしているんだ。『勝たなきゃ』って自分に重圧をかけてしまうから。でも、彼は野球界で最高のプレーヤーで、やっぱりここにいてほしい。(8月1日の)デッドラインまでしっかり勝って、チームが買い手になって、翔平に残ってもらいたい。そのためには1試合1試合に集中して、勝つことが大事。それが全てだよ」
8月1日のトレード期限が過ぎた。結果的にチームは「買い手」となり、大谷もエンゼルスに残った。
ただ、それを切実に願っていたウォードはグラウンドにいない。果たして、大谷とウォードがふたたび同じユニホームでプレーすることはあるのだろうか。
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