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「韓国でオオタニが見られるかも?」来季MLB開幕戦を開催、韓国で“大谷翔平ドジャース移籍説”がアツいワケ「ただ、球場が17000席で“争奪戦”になる可能性が…」
text by
崔碩栄Che Sukyoung
photograph byNanae Suzuki
posted2023/07/25 17:00
大谷翔平の移籍は韓国でも話題に。2024年MLB開幕戦が決まった韓国では、大谷が来れば「嬉しい悲鳴」となりそうだ
大谷ドジャース移籍なら「大当たり」の興行に
チケット価格と赤字開催に対する懸念がある一方、ファンの間で関心が高まっているのが大谷のトレードに関するニュースだ。今季終了後FAとなる大谷翔平が今夏トレードされる可能性、そしてアメリカのマスコミでトレード先として資金力のあるドジャースが取り上げられていることは韓国メディアでも何度も報道された。ドジャースとパドレスの開幕戦決定以後、大谷の移籍説が流れることで「もしかして?」という韓国ファンの期待が高まっているのも事実だ。
もし大谷が来季開幕までにドジャースに移籍していれば、来年ドジャースのユニホームを着る大谷を韓国で見ることになり、韓国の野球ファンの立場からすれば予想もしなかった「大当たり」でしかない。また、もし大谷がドジャースの一員として韓国を訪問することになれば、距離が近い日本から多くの大谷ファンの訪韓も期待できる。
期待される“大谷効果”
コロナ以後、日本人の海外旅行先として最も人気が高いのが韓国だが、日本の野球ファンの立場から見ても韓国旅行もして大谷も見られる一石二鳥の効果も期待できるだろう。そうなればチケット争奪戦は必至で、価格は天井知らずに跳ね上がる可能性さえある。そうなれば韓国内でのMLB人気と日本との距離、それに大谷の集客力を考えるとチケットが高額でも販売は全く問題にならないだろうし、むしろ大会のスポンサーとして手を挙げる企業が増え、広告収入の増加も期待できる。韓国としても財政面での負担が大幅に減ることになるので、これ以上良いプランはないのだ。
だが、現在のところ大谷のトレードはまだ確実に決まっておらず、トレードが行われたとしてもドジャースが大谷を取れるという保証もない。それこそ「もし(If)」に過ぎないシナリオだが、韓国のファンとしては想像するだけでも楽しい話だ。トレード締め切りは日本時間8月2日午前7時。果たして韓国の野球ファンがソウルで大谷に会える日は来るだろうか?
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