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大谷翔平に会うためアメリカまで行った話「えっ、ビール1杯2500円…?」「現金ほぼ使わない」超物価高にビックリ…私の“メジャー初観戦”記
posted2023/07/21 11:03
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YukoYuko
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Yuko
地方在住の社会人である私は、WBC優勝に魅せられて以来、野球漬けの日々を送っている。日本からテレビ応援では飽き足らず、7月上旬、ついにエンゼルスと大谷翔平を見に現地へ。ビール1杯2500円、地元選手を凌駕する大谷への歓声……試合はボロ負けも“忘れられない”メジャーリーグ初観戦記。(全3回の#2/#1、#3へ)
「大谷>地元スター」パドレスの声援
ペトコ・パークはサンディエゴの街のど真ん中にあった。日本でいうと神宮球場や東京ドームのような位置。ホテルから数分歩くと荷物検査を待つ大勢の観客の列が見えてきた。チケットと荷物をみせ、バックネット裏の12列目の席へと急ぐ。フィールドが近くピッチャーの投球の球威までよく見えた。7月3日18時40分、エンゼルス対パドレス戦プレイボール!
パドレスファンが多い球場で、エンゼルスの3番DH大谷翔平が打席に立つと、わあっという大歓声がわき起こった。ピューっという口笛や拍手喝采も。パドレスにはタティスJr.、マチャド、ソト、キム・ハソン選手らスター選手がずらり居並ぶが、大谷への声援は彼らへのそれを上回っていた。ざわめきだけで伝わる圧倒的人気。いっぽう、トラウト選手にも敵方ファンから「トラウティ! トラウティ!」と掛け声がかかり、人気ぶりがうかがえた。メジャーを代表する大スター「トラウタニ」を間近で観られて大興奮だ。
ボロ負けでも超楽しい理由
残念ながら、試合は3対10の「ボロ負け」と言える展開だった。大谷は敬遠ぎみの四球や内野ゴロなどでヒットなし。そして、エンゼルスを応援しているとしばしば遭遇する「魔訶不思議な継投策」の登場。競ってる時に負けパターンの投手が出され、敗色濃厚になってから勝ちパターンの投手が登板した。それ、逆じゃだめなの? 素人でも文句が出てくる。