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「エンゼルスはオオタニを出さない方針を固めた」地元LAタイムズ記者が明かす“大谷トレード”最新事情「今年、エンゼルスは勝負に出ている」 

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四竈衛

四竈衛Mamoru Shikama

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photograph byNanae Suzuki

posted2023/07/04 11:03

「エンゼルスはオオタニを出さない方針を固めた」地元LAタイムズ記者が明かす“大谷トレード”最新事情「今年、エンゼルスは勝負に出ている」<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

昨季もトレード話が浮上し、日本からも多くの注目を集めている大谷の去就先。最前線で取材を続ける記者に話を聞いた

「数年前までは、故障もあり、大谷の成績がどう転ぶか、周囲も分からない部分があったと思います。でも、今は投打両方で圧倒的なレベルにある。頼りにされるという一方で、大谷にすれば、自分の仕事をすれば、それが結果的にチームの自信にもつながるような空気じゃないかと思います。豪快な本塁打で流れを変えるだけでなく、投手としても、走者が出れば時速100マイルの速球を投げ込むなど、状況をコントロールできるようになりました。ダッグアウトでも笑顔を見せたり、みんなでフォローし合ったり、チームの雰囲気を変えられる存在になったことは間違いないと思います」

約700億円ものマネーバトル?

 今季のエンゼルスが、ポストシーズンに届くかどうかは分からない。依然として選手層の薄さは否めず、終盤戦で息切れする可能性も捨てきれない。その一方で、ヘルナンデス記者は、大谷にとって居心地の良い環境、新天地に移籍した場合のリスクだけでなく、総額5億ドル(約700億円)とも見込まれる金銭を超越した選択肢をイメージしていた。現時点では、史上最高額と予想される条件に応じられるのは、ドジャース、メッツ、ヤンキースなど資金力の豊富な限られた球団と見られているものの、同記者は大谷の考え方を「常識では測れない」と言う。

「どこで勝ちたいのか」

 結論は、おそらく大谷自身も分からないだろう。ただ、今後、激しく飛び交うはずの憶測をよそに、常識外れの「二刀流」でプレーする大谷の判断基準と本音は、一般的な「ものさし」とは異なり、周囲の想像を遥かに超えるものではないだろうか。

 <「今季の変化」編とあわせてお読みください>

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「オオタニはエンゼルスに“何を残すか”を意識している」現地記者が語る、大谷翔平の“今季の変化”「WBCでは輝いて見えた。同時に思ったのは…」

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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