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ハマ街ダイアリーBACK NUMBER
あの“ピカチュウヘルメット”完成秘話…DeNA担当者が明かす“ポケモンボールパーク”実現までの舞台裏「一番最初に提案したのがヘルメットでした」
posted2023/07/03 11:05
text by
石塚隆Takashi Ishizuka
photograph by
JIJI PRESS
ピカチュウがデザインされたヘルメットやキャップをかぶり、プレーをする横浜DeNAベイスターズの選手たち。その姿のビッグインパクトたるや、今後もきっと記憶に残ることに違いない。
6月30日~7月2日の中日戦(横浜スタジアム)で開催されたスペシャルイベント『ポケモンボールパーク ヨコハマ』。これは、世界中からプレイヤーが参加し、世界チャンピオンをめぐりバトルを繰り広げる『ポケモンワールドチャンピオンシップス2023』(以下、ポケモンWCS2023)の日本初開催を記念してのイベントである。
一緒に横浜という土地を盛り上げていこう!
世界一のキャラクターといっても過言ではないポケットモンスター(以下、ポケモン)とDeNAがなぜ提携することになったのか? その経緯をこのイベントを担当したDeNAエンタテインメント部の酒井さんは次のように語る。
「まず、8月にパシフィコ横浜で『ポケモンWCS2023』が開催されるということで、運営をする株式会社ポケモンさんがプロモーションできる場を探していたということ。それと弊社もこれまで自分たちでイベントを作ってきた中、これからはもっと外部と連携しながら新たなファンの裾野を広げていこうという狙いがあり、ちょうどタイミングが合って一緒にやらせてもらうことになりました。その根底にあるのは、“一緒に横浜という土地を盛り上げていこう!”というものでした」
ヘルメットは一番最初に提案したものだった
酒井さんは、2018年に入社した6年目。前職でも同じ業界でスポーツイベントの運営に携わってきたという。DeNAに来てからは、2019年の球団創設70周年事業やハマスタの外に飛び出てイベントを行う『勝祭』、海賊のストーリーに選手たちを当てはめチームを盛り上げる『DB海賊団DAY』などを担当してきている。