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高橋藍21歳「かなりしんどかったけど…」帰国直後に語ったイタリア2年目の本音とは?「日本代表ではこれまでと違う姿を見せたい」

posted2023/05/26 11:02

 
高橋藍21歳「かなりしんどかったけど…」帰国直後に語ったイタリア2年目の本音とは?「日本代表ではこれまでと違う姿を見せたい」<Number Web> photograph by Tomosuke Imai

イタリア2年目を終え、シーズンを振り返った高橋藍(21歳)。日本代表で成長した姿を見せたいと力強く語る

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高橋藍

高橋藍Ran Takahashi

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Tomosuke Imai

 イタリアでの2シーズン目が閉幕しました。

 10月の開幕から順位決定リーグまで、すべてを戦い切れた。僕にとっては、成長できたと実感することができたシーズンになりました。

 初めてイタリアへ渡った昨シーズンは、セリエAがどんなリーグで自分がどれだけできるのかを知りたかった。でも今シーズンは自分が強くなることを目的に、イタリアでプレーする1人の選手として勝負する気持ちで臨んだので、気持ちの入り方も全然違いました。1試合1試合、自分がチームの軸となって世界を相手に戦い続ける覚悟を持っていたので、メンタル面もフィジカル面も総合的に強くなることができました。

練習からピリピリ「かなりしんどかった」

 振り返ればいい時ばかりだけでなく、苦しいこともたくさんありました。

 開幕はモデナ、ルーベという強豪相手に連勝スタートすることができましたが、11月は全く勝つことができず、かなりしんどかった。僕だけでなくチーム全体がストレスをためて、練習からピリピリした空気で、切り換えるのが難しい時期もありました。

 でも僕はストレスがかかっていたり、しんどい時ほどバレーボールに集中したほうがいいタイプなので、苦しいからこそ明確な目標を立てて臨むだけ。イタリアで挑戦する以上、壁にぶち当たらないわけがないですし、その壁を乗り越えられた先には成長した自分がいる。次の試合で結果を出して乗り越えるしかないと思っていました。

 そんな状況もあったせいか、結果的にプレーオフへ進出することはできませんでしたが、最終成績を7位で終えたことには満足しています。5位決定リーグに出場したパドヴァは、来シーズンを見据えたメンバーを中心に戦っていたので、僕はなかなか出場機会がなく、途中から試合に出ることも多い立場でした。でも、それも新しい経験です。

 何より、1シーズンを最後まで戦い切れたことは自信を得られたし、周りからも「すごかった」という言葉をいただきました。一歩ずつ成長を重ねて、期待値よりはるか上に行けたのではないかと自分でも満足しています。

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