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「タケ、今日はお前の日になる」と監督に送り出された通り…久保建英21歳の7点目→“MVP後ひっそり行動”をカメラマンは見た 

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中島大介

中島大介Daisuke Nakashima

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posted2023/05/01 11:02

「タケ、今日はお前の日になる」と監督に送り出された通り…久保建英21歳の7点目→“MVP後ひっそり行動”をカメラマンは見た<Number Web> photograph by Daisuke Nakashima

オサスナ戦後の久保建英。インタビュアーに向けるまなざしが充実を物語る

 そしてそれも終わり、ひっそりと静かになったピッチに久保は再登場すると、客席のファンにユニホームをプレゼントしていた。

 次節は中3日、ホームでのレアル・マドリー戦となる。ホームでの好調が続いているが、相手は現欧州チャンピオン、厳しい戦いになることは間違いない。残すところ6節の中に、ソシエダは、バルサ、レアル・マドリー、アトレティコ・マドリーという上位3チームとの戦いを残す。CL権を獲得するためには、まだまだ手に汗握る戦いを勝ち残らなければならない。

 ただ昨季、残留争いに巻き込まれたマジョルカ所属の久保は、ここエル・サダールで最終節を戦い、残留を手にしている。昨季とは180度違った刺激の中で、仲間とともに手にするCLの価値は大きい。

ソシエダとオサスナサポはとても“仲良し”だった

 またこの日のスタジアムでは、友達同士や親子でも、オサスナ、ソシエダとそれぞれ別のユニホームを纏って応援するファンの姿も多く目についた。

 現地カメラマンに聞くと、パンプローナとサン・セバスチャンの地理的距離感のことを教えてくれた。バスクダービーが戦われる、サン・セバスチャン~ビルバオ間より若干ではあるが、サン・セバスチャン~オサスナ間の方が近く、車では1時間もかからないとのこと。その近さが、親近感を生んでいるという。

 そして、ソシエダにも多くのパンプローナのあるナバーラ州出身選手――GKレミーロに、メリノ、アイエン、パチェコなど――が在籍している。

 試合の行われたパンプローナは、スペイン三大祭りの1つ牛追い祭りが有名だが、この日、最高気温28度に到達したその街並みは、サン・セバスチャンと似ているようにも感じる。小さな路地に出されたカウンター席で人々が楽しく食事する姿が印象的だった。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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