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《世にも恐ろしいスポーツ》「未練を断ち切って全部捨てたはず、なのに…」なぜかやりたくなってしまう…ヤバい“雪合戦”の話 

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中村計

中村計Kei Nakamura

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posted2023/04/07 17:46

《世にも恐ろしいスポーツ》「未練を断ち切って全部捨てたはず、なのに…」なぜかやりたくなってしまう…ヤバい“雪合戦”の話<Number Web>

4年ぶりに開催された「昭和新山国際雪合戦」。事実上、雪合戦の世界一を争う。写真は専用の製造機で雪球をつくる様子。雪球が割れないよう製造機で圧雪した上に、両手で固める

 私は未練を断ち切る意味もあって、ユニフォームなどの雪合戦用具をすべて処分してしまった。ところが気づくと、また、ネットで雪合戦用ヘルメットの購入を検討していた。そして、それが手元に届いたときのことを想像し、顔がにやけてきた。

 先日は地元掲示板の「スポーツ講習会」を「スポーツ雪合戦」と誤読し、にわかに心臓が高鳴った。

 危険な兆候である。

 ほどほどに。そう思っても、それが難しい遊びであることは、私も嫌というほど味わったではないか。季節は春真っ盛りだ。熱くなるには、まだ早過ぎる。

 雪合戦は、「魔」だ。

 だからこそ、楽しい。が、それ以上に怖い。

<#1から続く>

#1から読む
「雪合戦は人を狂わせる」当たると痛いギリギリの“凶器” 雪合戦世界一の大会でショック…激減した競技人口「ピーク時の半数以下に…」

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