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村上宗隆サヨナラ打→メキシコ人「おめでとう」にお互い涙腺崩壊、“泥だらけのストッパー大谷翔平”に感動…WBC観戦は唯一無二だった
text by
AkiAki
photograph byUPI/AFLO
posted2023/04/02 11:03
アメリカ戦前、日の丸の旗手も務めた大谷翔平。星条旗を持ったトラウトとともに、映画ばりの構図だった
USAコールが大音響で起こる中で、最後は誰もが望んだ大谷vsマイク・トラウトという夢の時間だった。100マイルの直球で大谷が押し、最後はテレビゲームのようなスライダーで空振り三振。漫画以上に映画、いや映画以上のフィナーレで侍ジャパンは14年ぶりの世界一となった。
WBC最大のメモラビリアは「現地の空気」だった
周囲の日本人ファンのバンザイも起こる中、アメリカのファンからも祝福の声と〈大谷、ナイスピッチ〉という温かい声を掛けてもらった。日本から32時間かかったが、マイアミへ来て本当に良かった。100年語り継がれる名勝負を、そして侍ジャパンの優勝を現地で見届けられたことは一生の思い出になった。改めて温かくマイアミへ送り出してくれた家族・会社・友人たちにも感謝したい。
この大会、東京ラウンド、マイアミを含めてショップはどこも大混雑。コレクターなのに球場でグッズを買う機会には恵まれなかったが、筆者にとってはこの日、球場にいられたこと、この空気を感じられたことが一番だ。
試合終了の5時間後に筆者はマイアミ国際空港へ向かい、24時間掛けて日本に帰国した。もちろん優勝の熱気を詰めた瓶を持って。宮崎キャンプでの壮行試合から始まり、東京ラウンド、マイアミでの準決勝・決勝まで約1カ月、元気をもらったファンのひとりとして伝えたい。
侍ジャパン、熱い戦いの数々を本当にありがとうございました。(#1、#2、#3からつづく)
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