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「マイアミのはずが-7度のシカゴで凍える…」WBC米国観戦の“ビックリ体験”「ビール1杯1900円!」「中野拓夢が“神対応”を」

posted2023/04/02 11:02

 
「マイアミのはずが-7度のシカゴで凍える…」WBC米国観戦の“ビックリ体験”「ビール1杯1900円!」「中野拓夢が“神対応”を」<Number Web> photograph by Naoya Sanuki

メキシコ戦、声を上げてボールを投げ込む佐々木朗希。闘志あふれる姿勢を見られたのも、ファンにとって今大会の大きな財産なのかもしれない

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 侍ジャパンが3回目の優勝を成し遂げたWBC。過去4大会の東京ラウンドを観戦したメモラビリアコレクターが、今回はマイアミで開催された決勝ラウンドも含めた全7試合を観戦した。その体験記・チケット入手方法などをNumberWebでお届けする(全4回の3回目/#4も)

 侍ジャパンが準決勝・決勝を戦ったWBC決勝ラウンドの会場マイアミは、2016~2017年のイチロー氏がマーリンズ在籍時に追い掛けて15試合観戦して以来6年ぶり。念のため基礎知識として――日本からマイアミまでは12000キロ、さらに直行便もない。シカゴ経由だし、片道でトランジットを含めて約24時間掛かるという長旅になるが……今回はWBC準決勝の観戦、心が躍らないわけがない。

アメリカ着いたのに、マイアミ便に乗り継げない!?

 筆者は準々決勝の翌々日、土曜日夕方の便で出発した。飛行機に乗ってみると、大半はアメリカからの観光客と思われる人々だった。それでも羽田空港内には侍ジャパンのキャップをかぶり、同便に搭乗するファンの姿も。マイアミ行きは日本人にとってハードルが高いんだろうな――と感じるとともに、その中に現地で観戦したいファンもいることに嬉しさを感じた。

 マイアミ到着前から、さっそくアメリカの洗礼を受ける。

 シカゴ・オヘア国際空港までは11時間、順調に着陸したものの渋滞していてゲートが閉まっているという。マイアミへの乗り継ぎが2時間弱しかない中、乗り継ぐ予定の便が出発してしまったのだ。WBC解説者の里崎智也氏も〈シカゴで乗り継げなかった〉との情報を聞いていたので不安があったのだが、同じ状況になるとは……。なおシカゴはこういったトラブルが多い空港とのことで、次回開催が再びマイアミになった場合、ダラスやヒューストンなど他空港でのトランジットをお勧めしたいと身をもって感じた。

 その日はすでにマイアミ便がなく、翌日早朝の便に振り替え。航空会社が手配してくれた空港近くのホテルで1泊することになった。すでに11時間のフライトで疲れていたことや、30ドルのバウチャー(食事券)をもらえたこと、何よりホテルでアメリカvsベネズエラをテレビ生観戦できた――もしフライト中だったらこの名勝負を観られなかった――ことを考えると、逆に良かったのかもしれない。そう考えることにした。

極寒のシカゴ、救世主は侍ジャパンのフリースだった

 ただ、驚いたのはこの日のシカゴの気温。なんと氷点下7度である。マイアミは常夏の気温ということで、当然ながら冬服は持っていなかった。唯一持っていた長袖が、侍ジャパンのフリース……これでもまだ寒かったが、鈴木誠也がカブスで奮闘するシカゴの地で、侍ジャパンに助けられた思いだった。

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