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チェコ代表と大谷翔平…試合中に何を話した? 愛され軍団は“帰国時のお土産”もスゴかった「すぐに職場復帰」「お菓子の試食なのに“こんにゃく”が…」
text by
水次祥子Shoko Mizutsugi
photograph byJIJI PRESS
posted2023/03/15 17:00
日本の野球ファンの心をつかんだWBCチェコ代表チームが、幸せな5日間を終え日本を去った
帰国の途に就く選手たちは、その日に東京ドームで練習中の大谷を訪ねてサインボールやバットをもらい、“日本のお土産”を手にチェコに戻った。帰国したらすぐに職場に復帰し、これまで通り国内リーグでプレーする。試合はすぐにあるという。
なぜWBCが特別だったのか?
「3年後に日本に戻ってきたいと願っています」
ハジム監督はそう言った。チェコは1次ラウンドB組で4位に入り、26年開催予定の第6回WBCに予選免除で出場する権利を得た。どの組に入るかはまだ決まっていないが、もし再び東京開催のラウンドに入ればその願いがかなうことになる。
それでも日本にこだわる理由は、今大会の戦いぶりが反響を呼んだためではない。神経科医の仕事を持ちながら野球の指導者を25年続けてきたハジム監督は、06年にWBCがスタートしてからチェコ野球はこれを目指すのだという思いを持ち続けてきた。第1回から2大会連続で優勝した侍ジャパン、その中心に「背番号51」がいた。
「史上最高の野球選手は、イチローだと思っています」
初出場の今大会で東京開催の1次ラウンドに入ったのも、ハジム監督にとっては特別な意味があったのかもしれない。
「日本とチェコがこの先も素晴らしい関係を築けることを願っています」
日本のファンも、きっとそれを望んでいる。
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