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牧秀悟(24歳)ってどんな人? 大谷翔平とすっかり仲良し、プロ2年で“年俸1億超え”…DeNA先輩・後輩が証言「牧の周りには必ず人が集まる」 

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日比野恭三

日比野恭三Kyozo Hibino

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photograph byNanae Suzuki

posted2023/03/13 17:01

牧秀悟(24歳)ってどんな人? 大谷翔平とすっかり仲良し、プロ2年で“年俸1億超え”…DeNA先輩・後輩が証言「牧の周りには必ず人が集まる」<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

牧秀悟の素顔とは? DeNAのチームメイトたちに協力してもらい、牧の人物像をあぶり出してみた

「ダメな日があっても次の日には修正しているから、ドツボにはまって一気に成績を落とすようなことがない。1年間、戦うなかでの平均値が高いというのは、プロ野球選手としてすごい能力だと思う」

 プロ入り後2シーズンの通算打率.302という数字が、その安定感を物語っている。

守備面の武器は「強い肩」

 一方で、二塁手としての守備力はそこまで高くは評価されていない。守備の名手と呼ばれる選手たちに比べれば、やや見劣りする部分はあるかもしれない。

 それでも、守りの面で大きな武器となっているものが一つある。それは強肩だ。深い守備位置から矢のような送球で走者を刺す場面が、これまでにもたびたび見られた。

 同じく鉄砲肩を誇る森が言う。

「ぼくが遊撃手として試合に出られさえすれば、すごく良い(二遊間の)コンビになれるかなって。秀悟さんは肩が強いですし、ギリギリの打球でも2人なら絶対にゲッツーを取れると思う」

 牧の2つ年上に当たる上茶谷大河も「ぼくがいちばん推しているのは肩ですね」と語っていた。

わずか2年で年俸1億超えも…「変わらない」

 その上茶谷は「ぼくのことを年下と思って接してくるぐらい可愛げのある後輩です」と冗談めかして牧を評したうえで、こんなエピソードを明かしてくれた。

「あいつ、結構おもろいんですよ。実は、WBC(大会前の合宿)に行く前にぼくのところに来て、『一発ギャグをやりたいんで助言をください』と言ってきたんです。そういう面でもチームをサポートできればって。『じゃあ、これをやってこい』とネタを授けました。どんな一発ギャグか? それは秘密です。本人はやる気でいましたけど、やるかやらないかはあいつ次第ですね」

 上茶谷から伝授されたという一発ギャグは、もう披露されたのだろうか。勝利の報告とともに続報を待ちたいと思う。

 今回の取材に協力してくれたチームメイトたちの多くが指摘したのは、「変わらない」「裏表がない」という点だった。わずか2年で推定年俸1億2000万円を受け取る選手になっても、おちゃらけと野球に対する真摯さに何ら変化は見られない。

 上茶谷がこんなふうに話していたのが象徴的だ。

「打っても打っても変わらないところが、ぼくはいいなと思いますね。どんだけ打っても、牧は牧」

 明るく無邪気で純粋な野球少年のまま体だけ大きくなった。このWBCという檜舞台でも、グラウンドの内外で牧らしさを貫いてほしい。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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