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「武藤敬司はやっぱり油断ならねえ」蝶野正洋が明かす武藤とのデビュー戦から闘魂三銃士結成まで「グレート・ムタにやられたなって(笑)」 

text by

二宮寿朗

二宮寿朗Toshio Ninomiya

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photograph byShigeki Yamamoto

posted2023/02/21 11:10

「武藤敬司はやっぱり油断ならねえ」蝶野正洋が明かす武藤とのデビュー戦から闘魂三銃士結成まで「グレート・ムタにやられたなって(笑)」<Number Web> photograph by Shigeki Yamamoto

かつて闘魂三銃士としてともに戦った蝶野正洋が、同期でありライバルでもあった武藤敬司について赤裸々に語った

「1988年、89年くらいはアメリカでローカルの団体がつぶれていった時期。俺はボブ・ブラウンっていうレスラーに世話になっていて、カンザスの団体がつぶれてカナダのテリトリーに一緒に行くことになった」

武藤敬司は「やっぱり油断ならねえ」

 海外遠征中だった1988年7月には闘魂三銃士を結成して一緒にワンマッチ凱旋を果たし、有明コロシアム大会でそろい踏みしている。その後は再び3人とも海外に戻っていく。

「俺はブラウンから離れてアラバマのテリトリーに入った。武藤さんは桜田(一男)さんをパートナーにダラスに移っていて、ブッチャーは笹崎さんとテネシー。アメリカの近い州でそれぞれがファイトしている状況だった。でもいよいよダラスもテネシーも危なくなっていて、ただアラバマはまだ大丈夫だと思っていた。そんなときにアラバマのプロモーターから連絡があって“NWAが日本人レスラーを欲しがっている。チョーノ、考えてみないか”と。タッグでの話だったから、俺は武藤さんに電話をしたんだよ。“面倒くせえよ”みたいな反応だった。そうしたら1カ月後くらいかな、あの人、NWAに上がってグレート・ムタだからね。やられたなって思った(笑)。もし俺があのとき橋本、笹崎チームに話を持っていったら、太っちょのニンジャが誕生していたかもしれない」

 やっぱり油断ならねえ。

 いや、それくらいでいい。手を携えそうで簡単には絡みあわない緊張感ある関係性が蝶野にとってどこか心地良くもあった。

後編に続く>

#2に続く《武藤敬司60歳、引退試合直前!》 盟友・蝶野正洋が真っ先に思い出す”武藤との一騎打ち”とは?「一番くらって嫌だった技は…」

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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