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「えっ? なぜ相撲をやめるの?」大学1年でアマ横綱…相撲界で“無敵の21歳”(体重130kg)が驚きの決断「大谷翔平や大坂なおみを目指したい」
text by
一野洋Hiroshi Ichino
photograph byKYODO
posted2023/02/07 11:01
日体大1年のときにアマチュア横綱に輝いた花田秀虎(写真は高校相撲で2連覇達成の高3時)。彼の“新たな挑戦”が話題になっている
一方で、どの手段を選んだとしても必須となってくるのが英語力だ。特にコミュニケーションが密に必要なアメフトという競技において、語学力の重要性は非常に高い。その要素もこれまで日本人がNFLを目指すうえでの大きな障壁になっている。
花田は語学に関してはすでに手を打っているという。本人も上達の手ごたえは感じているようだ。1月半ばに実施された日本選抜の合同練習でも、外国籍選手と談笑する花田の姿が見られた。
「今は英会話のレッスンを受けていますし、(米大学への編入も考えて)TOEFLも勉強しています。あとはXリーグの外国籍選手にも積極的に話しかけて、アメリカの大学の情報を聞いています。単語量は増えてきたし、耳も慣れてきてだいぶ話が聞き取れるようになってきました。会話も続くし、楽しみながら勉強しています。英語で質問して(アメフトの技術を)教えてもらっています」
「アメリカ人にもフィジカルでは絶対に負けていない」
日本選抜のディフェンスラインコーチを務める時本昌樹コーチは、ポテンシャルとフィジカルの強さを絶賛する。
「持っているものは素晴らしいと思います。特に体の強さや、前に進む推進力は本当にすごい」
また、日本選抜のメンバーで社会人リーグのパナソニックインパルスに所属する日本屈指のディフェンスライン・梶原誠人も花田の対人の強さには一目置く。
「1対1は滅茶苦茶強い。人と当たることに関してはピカイチだと思います。Xリーグでもトップクラスでしょう」
ただ、やはり2人が異口同音に述べたのは「経験不足」という課題だ。
時本氏によれば「判断力やパターンは、経験で培うしかない」のだという。まだアメフトの実戦経験がない花田には、どうしても欠けてしまう部分なのだろう。
もちろん花田も現時点の課題は把握している。