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『ワークマン式「しない経営」』ブランド躍進のきっかけは、観察力と発想の転換だった。

posted2023/02/10 09:00

 
『ワークマン式「しない経営」』ブランド躍進のきっかけは、観察力と発想の転換だった。<Number Web> photograph by Sports Graphic Number

『ワークマン式「しない経営」』土屋哲雄著 ダイヤモンド社 1760円

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村田諒太

村田諒太Ryota Murata

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 作業服に、アウトドアにと、10期連続で最高益を更新('20年3月期時点)したという「ワークマン」の経営戦略を“仕掛人”である専務取締役の土屋哲雄さんが記した一冊です。

 社員のストレスになることはしない(ノルマと短期目標を設定しないなど)、ワークマンらしくないことはしない(他社と競争しないなど)、価値を生まない無駄なことはしない(社内行事をしない、会議を極力しないなど)と本のタイトルになっているとおり「しない経営」がベースに置かれています。

 自分もそうなんですよね。いろんな練習をやってはみるんですけど、試合が近づくにつれて自分の考えがよりまとまってくると頭のなかが整理されて「しない」ことが増えていくので。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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