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美しい腹筋が話題に…三笘薫25歳が明かす“筋トレの中身”「週2回ジムで、スクワットは100kg超を5回…大谷翔平さんレベルではないですよ」 

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木崎伸也

木崎伸也Shinya Kizaki

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posted2023/02/05 11:09

美しい腹筋が話題に…三笘薫25歳が明かす“筋トレの中身”「週2回ジムで、スクワットは100kg超を5回…大谷翔平さんレベルではないですよ」<Number Web> photograph by AFLO

勢いが止まらないブライトン三笘薫(25歳)。1月には2週連続で「プレミア週間ベストイレブン」に選ばれた。その三笘本人が語る“筋トレの中身”とは?

「スプリント距離や、高強度の運動の割合を見ています。今季プレミアでプレーするにあたって目標値も決めました。数字は明かせません(笑)。他の選手に比較されてしまうし、こんなもんかと思われるのも嫌なんで。地道に伸ばしていきたいんですよ」

 三笘にとってサッカーは「科学」なのだろう。その研究のための出費は惜しまない。

「プロフェッショナルな方に客観的に指摘してもらうと心に刺さるし、僕自身では気がつけないことがたくさんある。プロとしてやっていくうえで絶対必要な投資です」

 とはいえ、当然ながらスピードとパワーだけで勝負しようということではない。むしろ「駆け引き」という最大の武器を生かすための土台づくりと言える。

 リバプール戦(※リーグ戦第20節)の33分、ライン際で左サイドバックのエストゥピニャンから三笘にパスが出されると、後方からアレクサンダー・アーノルドが激しく体を当てようとしてきた。すると三笘は相手に背中を向けたまま、左足を少しだけ浮かせてボールを自分の股下に通し、右足でヒールキック。ボールは前方に転がり、三笘は唖然とするアーノルドを横目に悠々と抜き去った。

「このシーンでは、後ろが見えてないように相手に思わせて誘ったんですよ。相手が至近距離に来ると決まりやすいフェイントです」

 これまでヨーロッパに挑戦した日本人のドリブラーは、相手を背負ったときにキープできず、それを克服できずに帰国を強いられるケースがほとんどだった。

 本田圭佑はかつてこう指摘した。

「背負ったときにキープできるかが、ヨーロッパで生き残れるかを分ける。それは日本人選手が苦手にするプレーでもある」

 三笘は「ドリブラーの罠」に陥らなかった。駆け引きによって相手を欺き、体に触れさせずにかわす術を持っていた。

三笘薫(みとま・かおる)

1997年5月20日、大分県生まれ。さぎぬまSCから川崎フロンターレの下部組織に加入し、U-18まで在籍。筑波大学在学中に川崎の特別指定選手となり、2020年に正式加入。21年、ブライトンへ完全移籍した。22年W杯は全4試合に出場。代表通算13試合出場、5得点。178cm、73kg

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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