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「イクイノックスはGIを何勝するの?」「ソダシ連覇の可能性大」2023年“平地GI全24レース”の勝ち馬を、“無茶ぶり徹底予想”してみた
posted2023/01/29 11:02
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph by
Photostud
クラシックのトライアルすら始まっていないこの時期に年間の平地GI全24レースの勝ち馬を予想するという無茶な企画も、今年で3年目を迎える。
初めてトライした2021年は、24レースのうち5レースも当たった。それがマグレ以外の何物でもなかったことは、昨年、2022年の結果が示している。22年に的中したのは24レース中2レースのみ。天皇賞・春のタイトルホルダー(単勝490円)と、朝日杯フューチュリティステークスのドルチェモア(単勝310円)である。的中率は前年より大きく落ちたが、予想した時点ではデビューするかどうかも定かではなかった2歳のGIを的中させた、ということでお許しいただきたい。
それでは、「2023年平地GI全24レースの勝ち馬予想」を始めたい。過去2年同様、寸評と自信度(A、B、C)もつける。
メイケイエールが名スプリンターに?【フェブラリーS~大阪杯】
フェブラリーステークス(2月19日、東京ダート1600m)
レモンポップ(牡5歳、父レモンドロップキッド、美浦・田中博康厩舎)
カフェファラオによるレース史上初の3連覇を阻むのは、勢いのあるこの馬か。ベストは1400mかもしれないが、「溜めの名手」戸崎圭太が切れ味を引き出す。(B)
高松宮記念(3月26日、中京芝1200m)
メイケイエール(牝5歳、父ミッキーアイル、栗東・武英智厩舎)
「暴走娘」が我慢を覚え、名スプリンターになろうとしている。左回りのほうがいいし、主戦の池添謙一が落馬負傷から復帰しているはずなので、全快祝いに。(B)
大阪杯(4月2日、阪神芝2000m)
ジェラルディーナ(牝5歳、父モーリス、栗東・斉藤崇史厩舎)
新たな「牝馬の時代」で今年の主役となるのはおそらくこの馬。アートハウスとの牝馬によるワンツーもあり得る。 (A)