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「イクイノックスはGIを何勝するの?」「ソダシ連覇の可能性大」2023年“平地GI全24レース”の勝ち馬を、“無茶ぶり徹底予想”してみた 

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島田明宏

島田明宏Akihiro Shimada

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posted2023/01/29 11:02

「イクイノックスはGIを何勝するの?」「ソダシ連覇の可能性大」2023年“平地GI全24レース”の勝ち馬を、“無茶ぶり徹底予想”してみた<Number Web> photograph by Photostud

2022年は天皇賞・秋と有馬記念を制し、主役に躍り出たイクイノックス。今年はGIを何勝するか?

有馬記念を勝つのは…【ジャパンカップ~ホープフルS】

ジャパンカップ(11月26日、東京芝2400m)
イクイノックス
 出てくれば勝ち負け。種牡馬として箔をつけるため、チャンピオンディスタンスのタイトルもほしいところだろう。シャフリヤールとの一騎討ちか。(A)

チャンピオンズカップ(12月3日、中京ダート1800m)
クラウンプライド (牡4歳、父リーチザクラウン、栗東・新谷功一厩舎)
 昨年、UAEダービーを勝ってケンタッキーダービーに参戦(13着)したあと、古豪相手に3戦連続2着。3戦目はこのレースだった。今年は主役に。(B)

阪神ジュベナイルフィリーズ(12月10日、阪神芝1600m)
ボンドガール(牝2歳、父ダイワメジャー、美浦・手塚貴久厩舎)
 昨年のセレクトセール1歳で藤田晋オーナーが2億1000万円で購入。ダノンベルーガの半妹という良血。1月19日と早生まれなので完成も早くなりそう。(C)

朝日杯フューチュリティステークス(12月17日、阪神芝1600m)
グラヴィス(牡2歳、父ハーツクライ、栗東・矢作芳人厩舎)
 一昨年のセレクトセール当歳で2億8000万円で取引された期待馬。リアルスティール、ラヴズオンリーユーの半弟という超良血。(C)

有馬記念(12月24日、中山芝2500m)
アスクビクターモア(牡4歳、父ディープインパクト、美浦・田村康仁厩舎)
 昨年の菊花賞馬。現時点での全4勝のうち3勝が中山で、うちひとつは弥生賞ディープインパクト記念。セントライト記念でも頭差の2着に来るなどコース適性も高い。(B)

ホープフルステークス(12月28日、中山芝2000m)
コンフェルマ(牡2歳、父エピファネイア、栗東・音無秀孝厩舎)
 AJCCなどを勝ったアリストテレスの全弟。伯父にリンカーン、ヴィクトリーがいる「アドマイヤ血統」。(C)

タイトルホルダーやエフフォーリアは?

 この原稿ではどうしても一頭のスーパーホースに頼りがちになり、今年はイクイノックスが宝塚記念と天皇賞・秋、ジャパンカップを勝つと予想した。一昨年はコントレイル、昨年はエフフォーリアが総なめにすると疑わず、複数のGIを勝つと予想したのだが、コントレイルはジャパンカップのみ、エフフォーリアは0勝に終わった。競馬というのは恐ろしいものだ。キタサンブラックやアーモンドアイのように、長期安定政権を築く馬がいかに貴重な存在なのか、よくわかる。

 今年予想した勝ち馬には、タイトルホルダー、シャフリヤール、ヴェラアズール、エフフォーリア、ダノンベルーガ、デアリングタクト、スターズオンアースらの名がない。これらすべてがGI未勝利に終わるとは考えづらいが、来年の今ごろは、勢力図が一変している可能性もある。というか、そうなっている可能性のほうが大きいのかもしれない。

 昨年は、年明けから天皇賞・秋をイクイノックスが勝つまで、JRA平地GIで1番人気が15連敗もするワースト記録になった。一昨年のホープフルステークスから数えると16連敗である。

 だからこの予想が外れても仕方がない──という逃げ口上になってしまったが、ともかく、今年も、極限まで仕上げられた精鋭たちの頂上決戦を楽しみたい。

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