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「イクイノックスはGIを何勝するの?」「ソダシ連覇の可能性大」2023年“平地GI全24レース”の勝ち馬を、“無茶ぶり徹底予想”してみた
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byPhotostud
posted2023/01/29 11:02
2022年は天皇賞・秋と有馬記念を制し、主役に躍り出たイクイノックス。今年はGIを何勝するか?
ソダシ連覇の可能性は大【桜花賞~日本ダービー】
桜花賞(4月9日、阪神芝1600m)
リバティアイランド(牝3歳、父ドゥラメンテ、栗東・中内田充正厩舎)
阪神ジュベナイルフィリーズの鮮やかな勝ち方からして、この世代の牝馬では抜けた存在。三冠も夢ではない。 (A)
皐月賞(4月16日、中山芝2000m)
ソールオリエンス(牡3歳、父キタサンブラック、美浦・手塚貴久厩舎)
逆手前で4コーナーを回りながら突き抜けた京成杯の走りは圧巻。まだキャリア2戦。末恐ろしい。(B)
天皇賞・春(4月30日、京都芝3200m)
ボルドグフーシュ(牡4歳、父スクリーンヒーロー、栗東・宮本博厩舎)
菊花賞と有馬記念(ともに2着)で見せた末脚の破壊力は一線級。有馬記念で騎乗した福永祐一が「来年(2023年)は主役になるでしょう」とコメントした通りになるか。(B)
NHKマイルカップ(5月7日、東京芝1600m)
ドルチェモア(牡3歳、父ルーラーシップ、栗東・須貝尚介厩舎)
朝日杯であらためて高いマイル適性を見せつけた。皐月賞に向かうかもしれないが、ここに出てくれば確実に好勝負。(A)
ヴィクトリアマイル(5月14日、東京芝1600m)
ソダシ(牝5歳、父クロフネ、栗東・須貝尚介厩舎)
ご存じ、昨年ここを制した純白の女王。マイルでは本当に強い。リピーターの多いレースでもあり、連覇の可能性は大。(A)
オークス(5月21日、東京芝2400m)
ドゥアイズ(牝3歳、父ルーラーシップ、栗東・庄野靖志厩舎)
札幌2歳ステークス2着、阪神ジュベナイル3着と、安定しているが勝ち切れない。こういうタイプは距離が延びて変身することがままある。(B)
日本ダービー(5月28日、東京芝2400m)
ダノンタッチダウン(牡3歳、父ロードカナロア、栗東・安田隆行厩舎)
来春定年の安田調教師にとって最後のダービー参戦となる。弟子の川田将雅が渾身の騎乗で獲りにいく。 (C)