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朝青龍が直電で喝「なんで負けたんだ!」甥・豊昇龍もビビる“超やんちゃな叔父さん”にも殊勝な時期が…20年前、綱取りの瞬間に流した涙
text by
荒井太郎Taro Arai
photograph byJIJI PRESS
posted2023/01/18 17:00
2003年1月、初場所で2場所連続優勝を果たした朝青龍。横綱審議会の横綱推挙を受けて、笑顔で記者会見に臨んだ
甥っ子・豊昇龍は「電話に出るのが怖い」と苦笑い
史上4位の優勝25回を誇る横綱にとって、入門間もないころの甥っ子の相撲は見ていて歯痒かったようだ。取組直後は容赦のないツイートで“叱咤激励”することもしばしば。当時から、負けん気の強さは叔父さん譲りの豊昇龍だったが「負けたときは『なんで負けたんだ!』と聞かれるから、電話に出るのが怖い」と苦笑いを浮かべながら、やるせない表情で語ったこともある。
しかし、それも今は昔。番付の上昇とともに元横綱のTwitterもエールの頻度が増えてきた。それも成長の証であろう。
突然の試練に見舞われた23歳のホープだが、いずれは「あの苦難があったから」と言えるときが来るに違いない。
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