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「稽古場では一番強い」「すでに三役クラス」“史上最強の新弟子”旭富士23歳とは何者か? “横綱の四股名”を異例の襲名…「4年半待った怪物」の正体

posted2026/03/07 11:05

 
「稽古場では一番強い」「すでに三役クラス」“史上最強の新弟子”旭富士23歳とは何者か? “横綱の四股名”を異例の襲名…「4年半待った怪物」の正体<Number Web> photograph by JIJI PRESS

4年半の“研修期間”を経て初場所でデビューを果たした旭富士。7戦全勝で序ノ口優勝を飾り、番付は西序二段8枚目までジャンプアップした

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荒井太郎

荒井太郎Taro Arai

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 新大関場所で連覇を果たした21歳の安青錦が、早くもこの春場所で綱取りに挑戦する。これに立ちはだかる豊昇龍、大の里の両横綱もまだ20代半ばと若く、全盛期はこれからだ。大人気に沸き、ブームの真っ只中にある角界は今後、この若くて強い3人が中心となって優勝争いが展開されていくことだろう。

 先場所は2横綱から金星を挙げ、安青錦とは対戦成績でリードする義ノ富士もいずれ、この輪に加わってくるに違いない。その義ノ富士とは稽古場で互角か、それ以上とも言われているのが先の九州場所で初土俵を踏んだばかりのモンゴル出身の“2代目”旭富士だ。

「稽古場では一番強い」“史上最強の新弟子”の経歴

 “史上最強の新弟子”と言われ、来年中には今の上位陣とともに賜盃を争う存在になっているかもしれない。義ノ富士や旭富士が所属する伊勢ヶ濱部屋付きの間垣親方(元幕内石浦)も「稽古場では一番強いですね」と新小結の熱海富士、幕内の優勝経験もある尊富士ら、部屋の関取衆よりもすでに地力が上であることを証言する。

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 末恐ろしい大器だが、入門前は目立った実績があったわけではない。モンゴルではバスケットボールやボクシングに取り組み、来日して神奈川県小田原市の新名学園旭丘高に入学してから本格的に相撲を始めた。同校相撲部の2年先輩にあたる十両の旭海雄は「当時はそれほどではなかった。まだ相撲を始めたばかりだったからじゃないですか」と語る。

 高校卒業後、伊勢ヶ濱部屋の門を叩くが、当時はまだ照ノ富士(現伊勢ヶ濱親方)が現役だったため、外国出身力士は1部屋1人までという規則に基づき、初土俵は踏めずに研修生扱いだった。令和7年初場所で横綱照ノ富士が引退したことで、4年半の“研修期間”を経て晴れて正式入門となった。

【次ページ】 役力士を圧倒した“伝説”も…異例の「旭富士」襲名

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