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「ミトマはすごく良い選手」vs冨安健洋で三笘薫ゴール、久保建英もキレキレ…各国名手が絶賛、日本代表“W杯後の出世争い”は続く
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byAlexander Hassenstein/Getty Images
posted2023/01/01 17:00
カタールW杯で冨安健洋をハグする三笘薫。12月31日、2人は対戦相手として戦っている
開幕直後こそベンチからのスタートが続いたものの、プレミア屈指の強豪トッテナム戦で抜群の存在感を見せ、自らの存在価値を示した。すると試合後のトッテナムイレブンからは「アイツ、一体何者なんだ!?」「すごく良い選手。本当に驚いた」という声が飛び交ったほどだという。カタールW杯デンマーク代表に選ばれたMFピエール=エミル・ホイビェアもこのように明かしていた。
「マークするのがすごく嫌だった。ミトマの話で持ちきりだった」
その言葉が掛け値なしだったことは、プレミア初先発となったチェルシー戦での初アシスト、翌節ウォルバーハンプトン戦でのヘディングでの初ゴール、さらにリーグカップ、アーセナル戦での公式戦2試合連続となるゴールが雄弁に物語っている。
アーセナル相手に鮮やかなゴール
三笘はブライトン合流後、リーグカップ、リーグ戦とさっそく試合出場を果たした。
そして12月31日のアーセナル戦では0-3とチームは苦しい状況に追い込まれた中、後半20分に三笘が仕事をする、途中出場でピッチに送り込まれたばかりの冨安からボールを奪う。ここからブライトンの攻撃が始まると、ペナルティーエリアに差し掛かるエリアでラストパスを受けた三笘が右足で流し込み、自身今季公式戦3ゴール目をゲットした。
試合終了間際、三笘は再びゴールネットを揺らしたが、VAR判定によってオフサイド判定を取られた。それでも2-4で敗れたブライトンにあって、イギリスの衛星放送局「スカイ・スポーツ」で三笘はチーム最高点となる「8点」の高評価を与えられた。
三笘、久保、冨安は年末年始も戦いの地に身を投じ、自らの力を引き上げようと鍛錬している。彼らの日々の戦いと向上心が、2026年W杯で目指すべき「新しい景色」へとつながっていく。
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