「やはり全員のハードワークだろうね。フットボールではボールを握って試合を支配し、多くのチャンスを作ってそれを決めるのが理想だけど、日本は世界の強豪を相手にするとまだそれをやり遂げるのは少し難しい。

　だから、全員が攻守両面でハードワークをして、チーム一丸となって戦うこと。これが今の日本の最大の強みだと思う。今度も、素晴らしい試合を見せてほしいね」

ドイツ、スペイン戦を踏襲するのか、それとも？

　今大会の日本は、まるでジェットコースターに乗っているようだ。

　ドイツに見事な逆転勝ちを収めて世界を驚かせたが、スペインに大敗を喫したコスタリカにまさかの敗戦。かと思うと、ドイツより強いスペイン戦でも逆転勝ちを演じ、GSを首位で突破した。

　7度目のW杯出場にして、初の2大会連続、4度目のベスト16入り。開催国としてポット1にシードされた2002年大会を除き、GSを首位で突破したのはこれが初めてだ。

　クロアチアに対して、ドイツとスペインを倒した戦い方を踏襲するのか、あるいはアレックスが勧めるような別の手法で臨むのか――。いずれにせよ、これまた極めて興味深い試合となるのは間違いない。

＜つづく＞

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「三笘薫の存在にドイツが混乱」「逆転してからも…」W杯逆転劇の要因を三都主アレサンドロが解説「コスタリカ戦こそ日本の対応力が」

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