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「ポジション争いはあるけど」上田綺世27歳も後藤啓介21歳も…「綺世くんを見て」「(塩貝)健人と引っ張る」日本代表FWに根付く“他国と違うサイクル”

posted2026/07/17 17:02

 
「ポジション争いはあるけど」上田綺世27歳も後藤啓介21歳も…「綺世くんを見て」「(塩貝)健人と引っ張る」日本代表FWに根付く“他国と違うサイクル”<Number Web> photograph by Kiichi Matsumoto/JMPA

塩貝健人、上田綺世、後藤啓介。日本代表FW陣がそれぞれ語ったリスペクトは、他国にはない“進化の仕方”なのかもしれない

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ミムラユウスケ

ミムラユウスケYusuke Mimura

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Kiichi Matsumoto/JMPA

FIFAワールドカップ2026、日本代表FW陣が年齢の枠を超えて「リスペクトしあう関係性」とは。最年少の後藤啓介と塩貝健人(21歳)、エースとして最前線に立った上田綺世(27歳)の証言から知る。〈全3回〉

後藤が学んだ“上田とファンペルシの奥義”

 後藤啓介は2025年10月5日、フェイエノールトのホームで行われたユトレヒト戦を現地で観戦した。日本代表に選ばれる前のことだ。その試合では、上田綺世が2ゴールを決めた。試合後に上田と話をする機会を作ってもらい、当時のロビン・ファンペルシ監督からどのようなアドバイスをもらったのかも聞いていた。

「(2025-26シーズンの)綺世くんは本当にとんでもないペースでゴールを決めていましたよね。綺世くんのハイライトをよく見ていたんです。ポジショニングや(パスを)受ける位置……。最後はマークにつかれず、相手より上でジャンプできていました。綺世くんが教わっているのはファンペルシですからね。ユトレヒト戦ではスタジアムに行かせてもらって、そういうのは聞けるときに聞かせてもらおうという」

 第2回で触れたように、後藤は5歳だった2010年南アフリカW杯から日本代表の戦いを見始めた。続く2014年ブラジルW杯では、日本戦以外も見る余裕があった。当然、オランダ代表としてスペイン相手にW杯史に残るゴールを決めたファンペルシもアイドルの一人となった。

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 だから後藤は、先輩ストライカーである上田の視点、さらに上田がファンペルシから習ったことを聞けるのを、嬉しく思っていた。

 上田はそんな交流を通じて、後藤の貪欲な姿勢と、先輩をリスペクトする想いにいち早く気づいていたようだ。後藤のA代表デビュー戦となったガーナ戦の前日練習の際にも、後藤が初先発したスコットランド戦のハーフタイムにも、上田は個人的にアドバイスを送っている。

上田からの助言…だからこそカメラから守った

 とりわけ、ガーナ戦の前日練習では、ポストプレーで相手を背負った状態でボールを受ける際の極意について、上田は身振り手振りをまじえながら伝えていった。

「まずは相手の前にしっかり入ることを意識して……」

 後藤はアドバイスのおかげで、デビュー戦のファーストプレーをよい形でこなせたと振り返っている。

【次ページ】 上田に聞いてみた“年下の後藤、塩貝”

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