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4位は伝説の殴り合い、3位はあのカリスマ対決…ではトップ2は? あなたが選ぶ格闘技「最高の名勝負」1~5位結果発表《1200人アンケート》 

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photograph bySusumu Nagao/THE MATCH 2022/Susumu Nagao

posted2022/10/26 17:03

4位は伝説の殴り合い、3位はあのカリスマ対決…ではトップ2は? あなたが選ぶ格闘技「最高の名勝負」1~5位結果発表《1200人アンケート》<Number Web> photograph by Susumu Nagao/THE MATCH 2022/Susumu Nagao

計1290票が集まった格闘技「最高の名勝負」アンケート。数多くの名勝負のなかから1位に輝いたベストバウトとは?

4位 ドン・フライvs.高山善廣(2002年) 102票

 殴って、殴って、殴りまくる。いまや「殴り合い」の代名詞となったドン・フライと高山善廣の激闘が4位に食い込みました。

 2002年6月23日。日本中が自国開催のW杯に沸くなか、「W杯よりもすごい試合を」という意気込みで『PRIDE.21』のリングに立ったフライと高山。開始前に強烈な視殺戦を演じると、ゴングが鳴った直後から互いの首をつかんでひたすら顔面にパンチを連打するという壮絶な戦いを繰り広げました。

 MMAの概念を覆すような異様な光景に、観客は騒然、そして熱狂。2人のその後のストーリーも含めて、格闘技ファンにとって決して忘れられない名勝負のひとつです。

「あの殴り合いを見て、興奮しない観客はいない」(49歳・男性)

「世紀のどつき合い! あまりにも衝撃的であまりにもカッコよかった」(45歳・女性)

「2人のファイターの意地や生き様が感じられた試合。あんなこと他の誰が出来ただろう。元から好きだった高山さんをさらに大好きになった」(39歳・女性)

「最高のエンターテイメント!」(63歳・男性)

「あの時の興奮は20年を経ても覚えています。もう二度とああいう試合が格闘技のリング上で見られることはないでしょう。唯一無二の名勝負です」(40歳・男性)

「格闘技を知らない人にも『ドン・フライ対高山』という比喩表現(殴り合う)が通じるというのは、格闘技を超越した文化になっていると思います」(31歳・男性)

3位 魔裟斗vs.山本“KID”徳郁(2004年) 104票

 堂々の3位は、2004年の大晦日に行われた魔裟斗と山本“KID”徳郁による「宿命のカリスマ対決」です。

 KIDの対戦要求から実現したキックルールでの試合は、有利と見られていた魔裟斗が1Rにダウンを喫するまさかの展開に。しかし2RにKIDからダウンを奪い返し、最終的には判定2-0で勝利をおさめました。

 キックボクサーとしての魔裟斗の意地と、KIDの類まれなポテンシャルが際立ったこの一戦。瞬間最高視聴率は31.6%を記録し、人気絶頂期にあった両者の対決という意味においても、多くのファンに強烈な印象を残した試合だったことが投票理由から窺えます。

「試合が決まるまでの過程、そして両者のスキルと圧倒的なスピード、ダウンの応酬、全てにおいて最高だった」(37歳・男性)

「当時中学2年で生観戦して『人間ってこんな速く動けるのか』と衝撃を受けました。魔裟斗の圧勝だと思っていましたが、まさかのKIDが先制ダウンで会場大爆発! あの歓声は今でも思い出すと鳥肌が立ちます!」(32歳・男性)

「後にも先にもこれほどワクワクした試合はないと思う。その時代に生で観戦したかった」(19歳・男性)

「格闘技界の2大カリスマ同士の対決。これを超えるものはないと思います」(28歳・男性)

「どちらにも負けて欲しくない。どちらにも勝ってほしい。結果どちらを応援していいのかわけがわからなくなり、友人たちと叫びまくった試合です」(41歳・女性)

【次ページ】 伝説となった“90分の死闘”「これ以上の試合はない」

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