格闘技PRESSBACK NUMBER
ヒョードル対ミルコの“人類最強決定戦”や朝倉未来もランクイン! あなたが選ぶ格闘技「最高の名勝負」6~10位結果発表《1200人アンケート》
posted2022/10/26 17:02
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Susumu Nagao
近年、大きな盛り上がりを見せている日本の格闘技界。一時は下火になっていた格闘技人気ですが、2015年のRIZIN設立、新生K-1やRISEの興隆を契機に幾人もの新たなスターが誕生し、ふたたび2000年代に迫るような熱を取り戻してきています。
思い返せば旧K-1とPRIDEが全盛期を迎えた2000年以降、日本の格闘技界では数多の名勝負が生まれてきました(日本で行われた主な試合の例は下記リストを参照ください)。
そこでNumber Webでは、「2000年~あなたが選ぶ日本の格闘技『最高の名勝負』はなんですか?」というテーマでアンケートを実施。9月6日から12日にかけて、計1290票の投票が集まりました。本記事では、ランキング10位から6位までの結果を発表します。<#2では2000年~日本の格闘技「最高の名勝負」アンケート1~5位の結果を公開中です>
◆◆◆
10位 那須川天心vs.堀口恭司(2018年) 29票
10位に選ばれたのは、2018年9月30日の『RIZIN.13』で行われた那須川天心vs.堀口恭司です。キックボクシング無敗の“神童”那須川に、MMAファイターとして連勝街道を突き進んでいた堀口が「やろうよ」と呼びかける形で実現した同試合。それぞれの領域で圧倒的な強さを誇っていた2人の対戦は、歓喜と驚きをもって迎えられました。
2004年大晦日の魔娑斗vs.山本“KID”徳郁を彷彿とさせる好カードは、キックルールでは負けられない那須川が意地の判定勝利。一方の堀口も、立ち技への適応能力の高さを存分に見せつけました。
「同じ格闘技とはいえ、全く違う“キックボクシング”と“総合格闘技”、そのふたつのトップである那須川天心選手と堀口恭司選手がお互いにぶつかり合った試合。互いに技術を出し合い、最高なパフォーマンスを見せてくれた両選手に感動したことは今でも忘れられません。この試合で格闘技というものを知り、好きになりました」(19歳・男性)
「新時代のMMAスター堀口が師匠KIDと同じように最高のキックボクサー天心に宣戦布告する姿は痺れた。あの試合前の高揚感は過去にも類を見ないほどだった。試合内容も、お互い当たらない最高のディフェンス勝負だった」(29歳・男性)
「まさに漫画のワンシーンのような両選手のスピード感のある戦いがずっと記憶に残っています。心からワクワクし、感動した試合でした」(31歳・女性)
「2人の一瞬一瞬の動きが超人すぎる。2人の背景や文脈を知らなくても、身体の躍動を見るだけで分かる。後世に動画として残るものとして、説明不要の説得力」(48歳・男性)