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4位は伝説の殴り合い、3位はあのカリスマ対決…ではトップ2は? あなたが選ぶ格闘技「最高の名勝負」1~5位結果発表《1200人アンケート》

posted2022/10/26 17:03

 
4位は伝説の殴り合い、3位はあのカリスマ対決…ではトップ2は? あなたが選ぶ格闘技「最高の名勝負」1~5位結果発表《1200人アンケート》<Number Web> photograph by Susumu Nagao/THE MATCH 2022/Susumu Nagao

計1290票が集まった格闘技「最高の名勝負」アンケート。数多くの名勝負のなかから1位に輝いたベストバウトとは?

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NumberWeb編集部

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Susumu Nagao/THE MATCH 2022/Susumu Nagao

 興行の規模や選手のレベルにおいて、かつて世界の頂に立っていた日本の格闘技界。近年はUFCをはじめとした海外の団体に押されがちではあるものの、6月19日の『THE MATCH 2022』や、9月25日に行われた朝倉未来vs.フロイド・メイウェザー・ジュニアが大きな反響を呼んでおり、人気面においては新たな黄金期を迎えつつあります。

 今回Number Webでは、「2000年~あなたが選ぶ日本の格闘技『最高の名勝負』はなんですか?」というテーマでアンケートを実施。9月6日から12日にかけて、計1290票の投票が集まりました(日本で行われた主な試合の例は下記リストを参照ください)。

 後編ではいよいよ、ランキング5位から1位までの結果を発表します。もっとも多くの格闘技ファンに支持された「最高の名勝負」は、いったいどの試合だったのでしょうか。#1では2000年~日本の格闘技「最高の名勝負」アンケート6~10位の結果を公開中です>

 ◆◆◆

5位 所英男vs.アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ(2005年) 78票

 5位にランクインしたのは、2005年7月6日のHERO'S。70kg級の世界最強王者決定トーナメント開幕戦において、“戦うフリーター”所英男がスターダムに駆け上った一戦です。

 当時、六畳間でアルバイト生活を送っていた所の対戦相手は、修斗世界ライト級王者として長く君臨していたアレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ。下馬評では圧倒的にノゲイラ有利とされるなか、アグレッシブな寝技でペースを掴んだ所は、延長ラウンド開始直後に鮮やかなバックハンドブロー一閃。誰もが予想しなかったアップセットを成し遂げました。

 いまも現役格闘家としてRIZINで活躍を続ける所。17年前のこの一戦をきっかけに、同選手に魅了されたという声が数多く寄せられています。

「一夜にして人生を変えた試合! 所選手のおかげで総合格闘技観戦に興味を持ちました。あのインパクトは今でも忘れられません」(37歳・女性)

「この試合は期待して見ていた訳ではなく、気付いたらテレビにかじりついていた! 戦うフリーターの衝撃のジャイアントキリング! 私を格闘技にのめり込ませた一戦」(26歳・男性)

「番狂わせは格闘技の醍醐味ですが、私が見た中で一番衝撃的なアップセットだったのがこの試合です。あの所英男のバックハンドブロー一発で総合格闘技の虜になり、以来15年以上追いかけ続けています。所選手がいまだに元気に現役なことが驚きです……」(32歳・男性)

「ここから所英男が大好きになって、格闘技も大好きになったから」(26歳・女性)

「格闘技エリートではないどこにでもいそうな素朴な青年が、リングへの愛と情熱だけで技術を磨き、世界に通用することを証明したことで日本の格闘技人口の底辺拡大に貢献した、歴史上極めて重要な試合だと思います」(42歳・男性)

【次ページ】 「あまりにも衝撃的だった」魂のどつき合い

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所英男
アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ
ドン・フライ
高山善廣
魔裟斗
山本“KID”徳郁
桜庭和志
ホイス・グレイシー
那須川天心
武尊

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