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浅野翔吾17歳が語る、プロ野球で今「通用する・足りない」部分とは? “キャッチャー転向”の可能性に恩師は…「12球団No.1になれる」 

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佐藤春佳

佐藤春佳Haruka Sato

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posted2022/10/20 11:13

浅野翔吾17歳が語る、プロ野球で今「通用する・足りない」部分とは? “キャッチャー転向”の可能性に恩師は…「12球団No.1になれる」<Number Web> photograph by Haruka Sato

ドラフト目玉・浅野翔吾と高松商の恩師にインタビュー。17歳の素顔とは?

浅野が思う、プロで“通用する&足りない”部分

 長尾監督が「何でもできる」と評するように、環境や状況にすぐに適応できるのも浅野の長所だ。9月に高校日本代表として参加したU-18ワールドカップでは、大会中に元々のすり足打法から少し左足を上げるフォームに急遽改造。木製バットや、慣れない外国人投手への対応として考え出したものだった。

「あれは短い大会の中で勝たなければいけない状況も考えて、その場に応じた対応ということで変えたんです。ただ後半、いいピッチャーになるにつれて対応しきれない部分もあった。そこは反省点です。これからプロでやっていく、という意味では、あの足を上げるフォームではなく、木のバットでも元々のすり足のバッティングフォームでしっかり固定できたらと思っています」

 大会後の9月末には、巨人がドラフト1位で指名することを公表。複数球団の競合も考えられるが、少なくとも1位指名でプロ入りすることは確実となった。

「安心した、というのが一番です。それに加えて、不安というか、このレベルで本当にプロでやっていけるかという思いはあります。心配性なんで」

 現時点で浅野自身が思う、「プロで通用すると思う部分」、「足りない部分」はどんなところだろうか。

「バッティングは自信があって、そこは大切に持っておきたいなと思います。メンタル面も、甲子園や大舞台を経験することで強くなることができた。これでは通用しないな、と思っているのは守備です。まだまだ甘いところや判断ミスもあるのでもっとレベルアップしていかないといけない。具体的にはスローイングです。中継プレーのカットとか、そういったところで雑な部分がある。迷惑をかけないようにしっかり改善していきたいです」

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