球体とリズムBACK NUMBER

「C・ロナウド復帰はユナイテッド最大の過ち」今季初先発で大敗、先発外れるとマンUは4連勝…クリロナ37歳が直面する“不要論” 

text by

井川洋一

井川洋一Yoichi Igawa

PROFILE

photograph byGetty Images

posted2022/10/08 17:00

「C・ロナウド復帰はユナイテッド最大の過ち」今季初先発で大敗、先発外れるとマンUは4連勝…クリロナ37歳が直面する“不要論”<Number Web> photograph by Getty Images

バロンドール5度受賞の不世出のストライカーも今年37歳。昨年マンチェスター・Uに復帰も、イングランド国内での評判は…

CR7はどこにいた?

 またオンラインメディア『ジ・アスレティック』のカール・アンカ記者は、「カゼミーロのスロースタートと動きの鈍いロナウドがテン・ハフに突きつけられたユナイテッドの問題」とタイトルを打った記事で、今季のロナウドが初先発したヨーロッパリーグのレアル・ソシエダ戦をレポート。この37歳のストライカーを前線の中央に置いたことにより、フレッジが中盤の高めでより多くの守備のタスクを担い、全体のバランスが崩れたことや、逆襲時には全盛期のように敵を抜き去るだけのアクセルがかからないことを指摘した。そしてホームで0-1の敗北を喫したあと、アウェーチームのサポーターが「CR7はどこにいた?」と揶揄するチャントを上げていたことを紹介している。

イングランドではCR7の不要論が声高に叫ばれる

 その週末には、プレミアリーグで今季初先発したものの、ブレントフォードに0-4の大敗。以降のリーグ戦では全4試合で先発を外れ、その効果なのか、チームは4連勝と息を吹き返している。直近のヨーロッパリーグのシェリフ・ティラスポル戦では、弟分のディオゴ・ダロが得たPKを決めて今季初得点を記録したが、周囲を納得させるパフォーマンスとは言い難いものだった。

  イングランドではCR7の不要論がかくも声高に叫ばれているが、彼の母国ではどうなのか。筆者は9月初頭からポルトガルの首都リスボンに滞在し、このひと月ほど、多くの同業者やファンに意見を訊いてきた。彼らの声を集めていった時に見えてきたものは──。

 <続きを読む>

#2に続く
C・ロナウド37歳、母国で聞いた“ポルトガル代表に必要か?”「今も偉大な選手」「W杯では必ず彼の力が必要」「ただ、戦術はちょっと時代遅れ」

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

関連記事

BACK 1 2 3
ポルトガル代表
マンチェスター・ユナイテッド
エリック・テン・ハフ
クリスティアーノ・ロナウド

海外サッカーの前後の記事

ページトップ