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“最強の悪役”曙、今も昔もヤンチャな朝青龍は何位? あなたが選ぶ平成以降「最高の横綱」ベスト1は? 4~8位結果発表《600人アンケート》
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
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posted2022/07/31 17:01
外国出身力士として初めて横綱の地位まで登り詰めた曙と、年6場所完全制覇の偉業を成し遂げ“ドルジ”の愛称で親しまれた朝青龍
5位 曙(優勝11回) 10票
5位に選ばれたのは、“若貴ブーム”全盛期に最強のライバルとして君臨した第64代横綱・曙です。
若乃花・貴乃花兄弟と同期入門の「花の六三組」として、両者に先んじて横綱昇進を果たした曙。史上初めての外国出身の横綱であり、ハワイ出身の先輩・小錦や後輩の武蔵丸とともに、相撲界の国際化の象徴として活躍しました。
身長203cm、体重233kgという巨躯を活かした突き押し相撲は迫力満点で、立ち合いから一方的な「電車道」で相手を圧倒することもしばしば。ライバル貴乃花との対戦成績は21勝21敗とまったくの五分で、千秋楽結びの一番で組まれることの多かった「曙貴対決」を楽しみにしていたファンも少なくないことでしょう。
「若貴人気全盛の中ヒール役でしたが、曙さんが強かったからこそ盛り上がったと後々感じました。存在感のある素晴らしい横綱だったと思います」(39歳・男性)
「全盛期のあの突きの破壊力。かわす以外に勝負にならない。横綱同士の真っ向勝負ならやはり曙が最強と考える」(46歳・男性)
「抜群の身体能力。長身かつ強靭な足腰、強烈な突っ張り。もっと評価されるべき横綱」(54歳・男性)
4位 朝青龍(優勝25回) 39票
トップ3に次ぐ4位には、相撲界きっての暴れん坊・朝青龍が選出されました。
のちに角界を席巻するモンゴル出身力士の第一人者として、積み重ねた優勝回数はじつに25回。前人未到の7場所連続優勝や年間6場所完全制覇といった大記録を残し、後輩・白鵬の台頭によって“青白時代”となるまで圧倒的な強さを示し続けました。
その一方で、怪我で巡業を休みながらモンゴルでサッカーに興じていた“仮病疑惑”や、土俵上での派手なガッツポーズなどのパフォーマンスで批判を浴びたことも。2010年の引退も不祥事によるものでしたが、そんなヤンチャさも含めて、今なお多くのファンに愛されていることが投票理由から窺えました。
「暴力的なほどの力と強気な発言、元来の横綱からすれば問題児だったかもしれないが私の目には最強の存在に見えた」(20歳・女性)
「パワーとスピードを兼ね備えた全盛期のアグレッシブな相撲は見ていてワクワクしました。相変わらずヤンチャ感満載のSNSでの振る舞いも最高です(笑)」(33歳・男性)
「気迫を前面に押し出した相撲に惹かれる。スピードが抜群でパワーもあり、派手な決まり手が多くて見ていて楽しい。問題も多々あったが性格も明るく、ジャイアン的な憎めなさがある。プロスポーツ選手としての華があった」(38歳・男性)
「ヒールとしての横綱! 強過ぎて憎たらしかったなぁ。あのスピードと技の多彩なこと、唯一無二やね」(69歳・男性)
実力はもちろんのこと、それぞれ個性的なエピソードを持つ横綱たちが名を連ねた4位から8位までのランキング。彼らを上回る票を集めた「最高の横綱ベスト3」は、いったいどんな顔ぶれになっているのでしょうか。
<#2 平成以降「最高の横綱」アンケート1~3位の結果発表に続く>