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ジョニー黒木の娘は今、マリンで踊る! 運動会リレーで爆走する“熱いお父さん”秘話、大流行中の「きつねダンス」をどう思う?
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byChiba Lotte Marines
posted2022/07/29 11:01
今季から千葉ロッテマリーンズの公式チアパフォーマー「M☆Splash!!」加入したMEIさん。父・黒木知宏の引退試合(2008年)では、花束贈呈に登場していた
MEI 初めて伝えたのは、オーディションの応募用紙を送ってからだったと思います。「M☆Splash!!のオーディションを受けるんだ〜」という感じで。ダンスを仕事にしたいことは話してましたが、それ以外は何も言ったことがなかったので驚いていました。「え、ロッテの?」って(笑)。
――すでにお父さんとの“共演”も実現していますね。
MEI 先日も私がマリンで踊る日に解説者として来ていたみたいで、「スクリーンに映ってたよ、観たよ」と(笑)。昔からあまり干渉するタイプではないのですが、やっぱり気になるのか、母にはいろいろと聞いているみたいです。
――お父さんあるある、ですね(笑)。MEIさんにとって「マリーンズのエース」だったお父さんはどんな存在でしたか?
MEI 私からしたら“普通のお父さん”です。あ、いや、普通じゃないです、すごく“熱いお父さん”でした(笑)。
――“熱い”とは?
MEI それこそ、父は学校行事に積極的に参加していました。小学校の時は運動会のリレーで必死に走っていましたし、保護者の方々が参加するソフトボール大会でもバリバリ投げていました。普通、アスリートの方は遠慮するんでしょうけど、父はまったく……もちろんピッチャーです(笑)。
――最高なお父さんですね。学校の友だちから羨ましがられることもあったのでは?
MEI 女の子の友だちは「誰〜?」って感じだったと思いますよ(笑)。もちろん、ロッテファンの子や野球をやっていた子は知っていたと思いますが、友だちのお父さんお母さんや先生たちの方がびっくりしていました。
「ひたすら浦和で走っている」
――マリンスタジアムのマウンドで投げる姿は覚えていますか? 今でも語り継がれる「七夕の悲劇」など、野球ファンの記憶に残る投手でもありました。
MEI 実は現役バリバリで投げている姿はあまり記憶に残っていないんです。物心のついた頃はケガが続いていて、ひたすら浦和(※二軍の本拠地・浦和球場)で走っていた頃でした。
でも、リハビリを頑張っている姿はずっと見ていましたから、いつかマウンドで投げる姿を自分の目で観てみたいなあ、と思っていたことはよく覚えています。