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“ポスト木村沙織”と呼ばれた古賀紗理那へ「本当に頼もしい。でも、驚きはないかな」キャプテンの重圧を知る元エースが期待する理由とは?
text by
田中夕子Yuko Tanaka
photograph byShigeki Yamamoto
posted2022/07/25 11:00
銅メダルを獲得したロンドン五輪から10年、かつて自身も経験した“代表キャプテン”として奮闘する古賀紗理那へエールを送った木村沙織
あれから6年。かつて自らもつけた日本代表の「3」を今は古賀が背負う。
「覚悟を決めて、迷いがないですよね。もう全部さらけ出して、自分が思うように私がこのチームを引っ張る、というのがプレーや表情に出ていて、本当に頼もしい。それを支える(内瀬戸)真実や小島(満菜美)選手の存在も心強いと思うし、だからこそ紗理那も突っ走れるんだと思います」
「次世代のエース」と呼ばれた古賀が、今は先頭に立ち2年後のパリ五輪へ向かう。
「すごく頼もしくなったな、とは思いますけど、驚きはないかな。むしろ古賀紗理那キャプテンよりも、眞鍋さんがまた監督になったことのほうがびっくりでした(笑)」
落ち着いて考えれば、パリ五輪までわずか3年という緊急事態をまとめられるのは眞鍋しかいない、と腑に落ちる。OGとしてだけでなく、1人のバレーボールファンとして期待も寄せる。
「純粋に楽しみですよね。眞鍋さんは勝ちにつながるものはすべて取り入れるし、トライする。そういう人だから、(パリ五輪まで)2年しかない短い時間をどう使うか。きっと、今の代表選手たちも、ワクワクしたバレーボール生活が過ごせるんじゃないかな」
[撮影協力]Stylist/Nozomi Fujimoto Hair&Make/Yuka Morishima
(つづく)
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