- #1
- #2
スポーツ百珍BACK NUMBER
PSGの《100万円VIP席》に座った記者が国立でビビりまくり体験「高級シャンパン飲み放題なの?」「クラシックを生演奏してる…」
text by
茂野聡士Satoshi Shigeno
photograph byWataru Sato
posted2022/07/23 11:05
PSGvs川崎フロンターレ「100万円席」に潜入してみた!
「ようこそいらっしゃいました」
コンシェルジュ(VIP席の周りで常に待機する準備万端さ!)のホスピタリティ溢れるお出迎えを受けて、通路を歩いていく。まるでラグジュアリーホテルの様相である。そして個別ルームに入ると、木目調の美しい作り。あと、見るからに高級そうなシャンパンが何本も氷で冷やされてるんですけど。
正確に書くと「100万円席」はVIPルームのことで、トータル金額のようだ(MAXで14人入れる)。とはいえ10人入ったとしても、1人10万円するんだよなあと思いながら、シャンパンで乾杯。ほどなくメッシ、ネイマール、ムバッペがスタメンで並ぶ試合がキックオフされた。
お弁当すらもスタイリッシュなんですけど
仕事モードで試合を観る。さすがいい席だけあって、陸上トラックがあってもサッカーの全体像が見やすい。さらにイスはフカフカだし、室内に入れば空調が効いている(テレビもあるのでリプレーが確認できる)。さらにはビールや酎ハイ、ソフトドリンクが頼めば飲める状態で、PSGツアー特製のお弁当も用意されていた。和風主体で栄養バランスが超良い感じ。そもそもお弁当のハコ自体、スタイリッシュである。
とはいえ普段、ぎゅうぎゅう詰めの席に座っている身としては……ピッチでセルヒオ・ラモスとマッチアップしてるくらい、その場にいることにビビっていた。
それを察知したのか前述の編集くんが声をかけてきた。
「ハーフタイム、せっかくだし、VIPパスでいけるとこまで行ってみましょうよ!」
……フットワーク軽いし、そもそも自分より全然ビビってないなこの人。
そんなふうに思いながら、2人で国立探検をしてみることに。
1000万円の「VVIP」のスペースもすごかった
今回の試合には「VVIP」というさらなる豪華チケット(1000万円!)があったので、そのエリアをのぞいてみる。試合前日のVIPパーティーでの特典だったらしい、PSGユニフォームを着た人々が行き交う。席はセンターサークルを目前に望むため、当然のごとく見やすそう。
さらに室内にはものすごく広いラウンジが。そう言えばアーセナル本拠地のエミレーツスタジアムで観戦したとき、こんな感じで飲食できるスペースがあった。それをさらに広く、豪華にした印象だ。