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「エンドウはポリバレント、カマダはテクニカル」「クボは優雅」前ドイツ代表監督が注目する“日本代表の5人”とスペイン攻略法とは 

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アレクシス・メヌーゲ

アレクシス・メヌーゲAlexis Menuge

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photograph byGetty Images/JMPA

posted2022/07/19 11:01

「エンドウはポリバレント、カマダはテクニカル」「クボは優雅」前ドイツ代表監督が注目する“日本代表の5人”とスペイン攻略法とは<Number Web> photograph by Getty Images/JMPA

鎌田大地や遠藤航らブンデスリーガで活躍する選手は多いが、レーブ氏らドイツ国内の識者も情報を得ていると言える

「その通りだ。オンラインミーティングがうまく機能していると聞いている。さらにハンジはクラブチームの監督たちとも、頻繁に意見交換をしている。そういう取り組みによって、選手たちは戦術の細かいニュアンスまで理解できているんだ」

スペイン、日本、コスタリカをどう見ているか

――ドイツはカタールW杯で、日本、スペイン、コスタリカと同じ組に入りました。このE組をどう見ていますか?

「ドイツとスペインがグループステージ突破の有力候補であることは間違いない。ただし、日本とコスタリカにもチャンスがある。どちらもサプライズを引き起こすだけのポテンシャルがある。もう1つのインタビューで言ったように、今回はW杯直前の準備期間が10日間ほどしかなく、どのチームも準備に難しさを抱えており、波乱が起きやすい大会になるだろう。それがE組で起こっても不思議ではない」

――スペインは非常にビルドアップがうまいチームです。あなたのドイツ代表監督時代、スペイン相手にハイプレスを仕掛けたところ、完全に裏目に出て0対6で負けたことがありました。日本はスペイン相手にハイプレスを試みるのは無謀ですか?

「私の個人的な意見では、日本は自分たちの長所に目を向けるべきだと思う。日本の強みは規律ある組織的な動きだ。しっかりとコンパクトな陣形を作り、相手にスペースを与えず、カウンターを狙うのがいいと思う。

 スペインにボールを持たれても焦らずに守れば、必ずカウンターを仕掛けられるチャンスが来る。そのときに日本人選手の武器であるスピードを生かして、一気にゴールに迫ればいい。あとはいかにゴール前で冷静になって、シュートを決められるかだ」

スペインとの対戦は辛抱強さがカギだ

――ボールを持たれても、焦らないことが大事なわけですね。

「スペインはなるべく早く先制点を決めたいと考えているだろう。それを逆手に取って、無失点の時間をなるべく長く続けて、相手に心理的なプレッシャーをかければ、隙を突くチャンスが出てくる。辛抱強さが鍵だ」

――コスタリカについてはどう見ていますか?

「グループの中のアンダードッグだが、逆に言えば彼らは失うものがない。GKのケイロル・ナバスを中心にゴールを守り、不気味な存在になりそうだ」

遠藤、鎌田、原口についてどう見ている?

――もう1つのインタビューで、日本代表のチームとしての印象を聞きました。遠藤航、鎌田大地、原口元気など、個人についても聞かせてください。

【次ページ】 クボ?知っている。優雅にプレーする印象だ

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