プロ野球PRESSBACK NUMBER

「ワサビ以外、全部好きかな」日本のおもてなしに感動するメジャーセーブ王、質問に来るロッテの若手選手を「オトウト」と呼ぶ理由 

text by

千葉ロッテマリーンズ取材班

千葉ロッテマリーンズ取材班Chiba Lotte Marines

PROFILE

photograph bySankei Shimbun

posted2022/07/12 06:01

「ワサビ以外、全部好きかな」日本のおもてなしに感動するメジャーセーブ王、質問に来るロッテの若手選手を「オトウト」と呼ぶ理由<Number Web> photograph by Sankei Shimbun

今季途中にマリーンズに加入したロベルト・オスナ投手(27歳)。12歳の時にメキシコ代表として来日した過去も

 もともと、日本とは縁があった。12歳の時にメキシコ代表として来日した経験があり、その時は都内で1週間ほどホームステイも経験した。オリックス・バファローズ戦で京セラドーム大阪を訪れた際は、「オー、このスタジアムは私が小さい時にプレーしたところだ。懐かしいなあ」と、小学校の時に訪れた場所で再び足を踏み入れたことに感激していた。

 マリーンズ入りを後押ししたのが、同じメキシコ出身のルイス・クルーズ内野手だ。14、15年とマリーンズに在籍し、華麗なる守備と勝負強い打撃で勝利に貢献。現在はメキシカンリーグでプレーしている。

 オスナとクルーズはMLB時代から面識があり、親友の間柄。マリーンズからオファーが届いたときに相談を持ちかけた。「マリーンズはとても素晴らしいチームだ。それはオレが保証する。ぜひ力になってあげて欲しい」という友の言葉が決め手となり、千葉の地にやってくる決断を下した。

ラーメン、うどんは「最高」あの肉まんにも大興奮?

 来日後は積極的に日本語を覚え、日本食にもチャレンジしている。「ワサビ以外は全部、好きかな」とオスナ。京セラドーム大阪では食堂に差し入れされた関西のお土産には欠かせないあの有名な肉まんを食べて、「これは旨い!」と目を輝かせていた。

「特にラーメンと、うどんは最高だな。シーズンが終わって、メキシコに帰国する際にはスーツケースが一杯になるまでインスタントラーメンとインスタントうどんを買う計画だ」と、お茶目にウィンクをして語ってみせた。

 そんなオスナが来日後、注目しているのは日本の練習方法だという。

【次ページ】 メジャーリーガーが驚く日本の練習

BACK 1 2 3 4 NEXT
#千葉ロッテマリーンズ
#ロベルト・オスナ
#ルイス・クルーズ

プロ野球の前後の記事

ページトップ