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プロ野球PRESSBACK NUMBER
5位ロバート・ローズ、4位デストラーデ、ではベスト3は? あなたが選ぶ「~90年代プロ野球・最強助っ人外国人」結果発表《500人アンケート》
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byBUNGESHUNJU
posted2022/06/05 11:02
巨人に在籍したクロマティ(左)と、横浜で活躍したロバート・ローズ(右)
3位 ラルフ・ブライアント 59票
ここからはいよいよベスト3の発表。59票を獲得し、3位に輝いたのは近鉄で大活躍したラルフ・ブライアントでした。
88年に中日に入団するも、郭源治、ゲーリー・レーシッチという助っ人外国人が活躍していたため一軍出場の見込みがなく、シーズン途中で近鉄にトレード。さっそく一軍デビューを果たし、74試合で34本塁打を記録しました。以降、“当たればホームラン”を思わせる超人的なパワーを武器に、8年のNPB生活で計3度の本塁打王を獲得しました。
とりわけファンの心を掴んだのが89年10月12日、優勝争いを繰り広げていた王者・西武とのダブルヘッダーでしょう。西武が連勝すれば優勝の可能性があるこの日、1試合目は3打席連続ホームランでチームの全6得点を叩き出せば、2試合目でも起爆剤となる先制ホームランを決め、連勝をけん引。試合をまたぐ4打数連続本塁打こと「ブライアントの4連発」がリーグ優勝を決定づけたのです。
「ホームランの魅力と恐ろしさをこれ程まで体現した選手は他にいないと思う」(53歳・男性)
「やはり1989年の西武とのダブルヘッダーの4打数連続ホームランが忘れられません。どこに投げても打ってしまうんじゃないかというくらい、神がかってました」(48歳・男性)
「天井スピーカー直撃弾(東京ドームの天井に吊り下げられていたスピーカーに打球を直撃させて、認定ホームランとなった一発)は衝撃だった。常勝西武に立ち向かう近鉄の中心選手として、とにかく魅力的だった」(50歳・男性)
「まさにホームランか三振の豪快かつパ・リーグらしい海を渡ってきた野武士! 他チームファンでしたが彼のプレーに心奪われていました」(49歳・男性)
「三振も多かった記憶があり、三振するとバットを太ももで折るのも印象に残っていて、あんなにも簡単に折れるものかと、子供ながらに真似をして太ももを痛めたのを思い出します」(41歳・男性)
2位 クロマティ 72票
72票を獲得し、2位に入ったのは“巨人史上最強助っ人”といわれるクロマティでした。
広角に打ち分けられる卓越した打撃技術、ツボにはまれば豪快にスタンドに持っていくパワー、そしてファンと行う「バンザイ」パフォーマンスなどから伝わる明るいキャラクター。野球ファンに愛されるクロマティは、80年代の巨人を象徴する選手でした。
在籍した84~90年の7年間で、2度のシーズン打率.360超え。その2回目で、「4割を打って引退する」と宣言して臨んだ89年は、開幕からハイペースで単打を量産し、規定打席到達時点で4割超えという快挙を達成しました(最終的に.378で首位打者を獲得)。
「何と言っても日本で唯一人、規定打席到達後まで打率4割をキープした選手ですから」(57歳・男性)
「長く4割をキープする打力。そして、チームのムードメーカー的な能力。カープファンでですが、いちプロ野球ファンとして凄みを感じたので」(37歳・男性)
「頭部死球で緊急入院から次の日の代打満塁ホームランはスゴかった!」(50歳・男性)
「最もファンから愛された外国人選手だと思う。野球を知らない人でもクロマティのことは知ってる!」(51歳・女性)
「ここで一発出れば決まる!という場面で必ず一発打ってたイメージ。勝負強さがハンパない」(45歳・男性)
「子供の時にスーパースター。クロマティのガッツポーズをみんなやっていました。常勝ジャイアンツの象徴です!」(48歳・男性)